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神戸 女児誘拐殺人事件 きょう初公判
3月7日 4時09分

神戸 女児誘拐殺人事件 きょう初公判
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おととし、神戸市で小学1年生の女の子が遺体で見つかった事件で、殺人や誘拐などの罪に問われている被告の裁判員裁判が、7日から神戸地方裁判所で始まります。被告は、女の子の殺害や遺体を遺棄したことについては認める方針で、事件の動機やいきさつについて法廷でどのように話すか注目されます。
神戸市長田区に住んでいた無職の君野康弘被告(49)は、おととし9月、小学1年生の女の子に声をかけ、自宅に連れ込んで殺害し、遺体を雑木林に遺棄したとして殺人や誘拐などの罪に問われています。
これまでの調べで、君野被告と女の子は面識がなかったとみられていて、警察によりますと、「首をロープで絞めたあと包丁で刺して殺害した」などと供述したということです。
検察は、およそ3か月間にわたる精神鑑定の結果、責任能力があったとして起訴しました。
裁判員裁判の事前の協議で、弁護士は、女の子の殺害や遺体を遺棄したことについては認める方針を示しています。
初公判は7日午前10時から神戸地方裁判所で開かれ、5日間にわたって審理が進められます。事件の動機やいきさつについて、被告が法廷でどのように話すか注目されます。

女児の母親「真実語ってほしい」

初公判を前に、殺害された女の子の母親が報道機関に談話を寄せました。
この中では「私たち遺族は、いまだに娘の死を受け入れることはできていません。娘が着ていた洋服、娘が気に入っていた人形は、そのまま置いてあります。何も悪いことをしていない娘がなぜ殺されなければならなかったのか、全く納得できていません」とつづっています。
そのうえで、遺族として裁判に参加することについて「裁判に参加するのは、何よりも真実が知りたいからです。娘がなぜ殺されなければならなかったのか、被告がなぜこのようなひどいことをしたのかを知りたいからです。被告には、自分のことばで真実を語ってほしいと思います」としています。

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