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制裁決議で資産凍結対象の北朝鮮船舶 比に入港
3月4日 16時57分

制裁決議で資産凍結対象の北朝鮮船舶 比に入港
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国連安全保障理事会で採択された制裁決議で、資産凍結の対象とされた北朝鮮の船舶が、フィリピンの港に入港していることが分かり、現地の当局が積み荷の検査を行うとともに、今後の対応を検討しています。
国連安全保障理事会で2日に採択された北朝鮮に対する新たな制裁決議は、北朝鮮の海運会社のオーシャン・マリタイム・マネジメントが運航しているとする、31隻の船舶を資産凍結の対象としています。
フィリピンの沿岸警備隊によりますと、このうちの1隻の貨物船ジン・テンが3日夕方、ルソン島のスービック地区にある港に入港し、その際、沿岸警備隊が積み荷の検査を行ったということです。沿岸警備隊によりますと、この船には北朝鮮国籍の乗組員21人が乗り、インドネシアからやしの種の粉末をフィリピンに運ぶ途中だったということです。オーシャン・マリタイム・マネジメントは、3年前にキューバから北朝鮮に向けて大量の武器を運んでいた貨物船の運航会社で、その翌年に安保理から制裁対象に加えられたものの、船名を変えるなどして制裁を逃れ、船の運航を続けているとされています。
沿岸警備隊では、この船をさらに詳しく調べるとともに、今後の対応を検討しています。

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