最近ブロガーさんとかと話す事が結構あって、そこで
「自分はこれからどうするか」
みたいな事を話す機会が多かったんですけど、上手に喋れなかったんで(喋りたがりの癖に口下手ゆえ)文章にしながら整理しようと思います
1年以上ブログを続けて初めて「このブログの方針」的なものががちゃんと決まりました。今まではそれを考えると間違ったこともしてしまっていたかもですね。まあそれはそれという事で
相変わらずヒトデの中の人的な記事になってしまいましたが、その辺はご容赦ください!
書くことサイコー
書くことが好きで、読まれるのも大好きです
もっというなら、それで何かしら相手の感情を揺さぶれたら最高です
そして、どうせ揺さぶるならプラスの、正の方向に揺さぶりたいと思っています
怒らせたり悲しませたりするのは不本意です。ちょっとでも良い気分になってくれ、と。そう思っています
そういう意味で、僕にとっての最高の褒め言葉は散々言ってきた「笑った」「
ワロタ」になるわけです
自分の書いた文章で誰かが笑うという喜びは計りしれません。中毒です
そして「感動した」「泣いた」みたいな感想もとても嬉しいです。このブログではそういう文章はあまりないですが、自分の文章でそんな風に心が揺れ動くのはとてもうれしく思います
昔の話
昔話ですが、僕は小中学生の時、小説家になりたかったんです
理由は単純で、小学6年生の時に冗談半分、言うならば遊びで書いて持って行った小説が友達にバカ受けしたからです。友達に「続きは!?」とせがまれて、毎週ニヤニヤしながら書いていました
もちろんそれは「小説」何て体を成していないし(どちらかというとSSのようなものだったと思う)、中身も身内ネタだらけのひどいモノで、文字数もA4の紙1,2枚程度のモノでした。
でも僕は、そこで「自分で書いた文章で人を笑わせる喜び」を知りました
中学の卒業文集には将来の夢は小説家になると書いていました
高校生
高校生になり、実際のところ小説家になるにはどうすれば良いんだ? と現実的に考えます
なんとなくふわふわしていた目標でしたが、具体的に考えだすとその道はあまりにも熾烈を極めていました
そもそも僕は、口で「小説家になりたい!」などと言っていましたが、特別多く本を読むわけでもないし、その時点でそれなりに長い作品すら書いた事すらありませんでした
ただ身内で受けてるだけの、A4用紙数枚で終わるようなしょうもないモノしか書いた事がなかったのです
原稿用紙200枚300枚という文章量でようやく1つの本という当たり前の事実がのしかかってきて、今まで自分が書いてきたものがどれだけ薄い物なのか思い知りました
ようやく、それが高いハードルであることを、本当にようやく、その時になって認知しました
それからも趣味でわちゃわちゃ書いたりしながらも
「嗚呼、これで生きていく何て、とてもじゃないけど無理だ」
と勝手に悟りました
自分の文章で、一般的な社会人が得るような給料分のお金を稼ぐのはとても無理だ、と落ち込みました
気分を現実に切り替えて大人しく大学進学を決めます
大学生
選んだ学科は電気電子学科
何かググッたら「就職に強い!」って書いてあったので、それだけの理由で選びました
大学でも何となく「作家」「文章で生きていく」という理想を持ちながら、「でも常識的に考えて無理だ」「非現実的だ」と、具体的に何をするでもなく毎日ダラダラと過ごしました
しかし、たまに突発的に作品を書く事もありました
何回か「小説大賞」的なモノに応募しようと作品を書いた事がありましたが、結局完成することは一度もありませんでした。今でもその残骸はPCのどこかのフォルダに残っています
しかし、日常的に文章を書くことは続けていました
モバゲーやmixiのようなクローズドな場ではありましたが、日記と言う名のコラム、雑記をそこそこな頻度で書いていました
そこの友達は、それにすごい笑ってくれて「日記が面白い人」になりました
やはり書くことが好きで
それで笑ってくれると言うのは最高だったんです
就職活動を前にして
大学4年、就職を前にしてこれだけの時間があるのは今だけだし、という事で気合いを入れて長編を書いていたのですが、75000文字付近で力尽きました。あと一歩だったんだけどなぁ
結局、時間が膨大に有る大学生の「今」でも1つの作品を完成出来ない人間が、仕事のとして食っていく何て出来ようがないよね、と悟っていました
そもそも僕は「自分の書いた文章で笑ってもらう」のが大好きであり、「小説を書く」事が大好きというわけではなかったのかもしれません
書くことは楽しいし、とても好きだけど、それで生きていくほどの覚悟は無い
何も仕事にしなくても、働きながらでも文章を書ける。読んでくれる人達だっている
なら、それでいいじゃん
と自分を納得させて就職をしました
就職をして
就職先は、これから先も需要があって、それなりに大手、という理由だけで自動車の部品メーカーを選びました
慣れない仕事、死にそうな現場研修
(【奮闘記】新入社員、現場研修奮闘記 その1 意味あるの? これ - 今日はヒトデ祭りだぞ!)
のおかげで1年弱の間、ほとんど文章を書く暇は無かったのですが、それらを終えてようやく一息ついたとき、僕は再び「文章を書こう」と思いました
大学生の時に想像していた通り、案の定仕事ってつまんないし、当時の僕はいわゆる「退屈な毎日」に冗談抜きで絶望していて、もちろん友達と遊んだりするのは楽しいし、特別苦しい生活でも無かったんですが
「あれ、もしかしてこれが、ここから先ずっと続いて、10年続いて、30年続いて、年取って、死ぬのか……?」
とふと思うと気が重くなり、とにかく沈みました
最早、ため息しか出ません
だから、とにかく何かを変えたかったのかもしれません。当時は本当に「なんとなく」で再開したつもりでしたが、大好きである「書く事」を再び始めた利用は、今思えばそうだったのかもしれません
そこで開設されたのがこのブログです
ブログへ
かつて僕が日記を書いていたSNSは既に衰退していて、1年近く放置したせいでそこで書くのもな……と思い、他の書く場所を探しました
今時ブログっていうのもなぁ、という思いはあったのですが、これなら友達登録とかしなくても誰でも読めるし、読んで欲しい人にはツイッターとかで宣伝出来るし、いいじゃん。という単純な理由でした
正確に言うと初めはライブドアでやって、2週間くらいではてなに引っ越しました。その辺の話はこちら↓
なんとなく移転するわ。かーっなんとなく、なんとなーく移転するわーーーっ! - 今日はヒトデ祭りだぞ!
読んでるのも身内だけだったのですが、段々と「もっと読まれたい」「っていうか読まれれば評価されるはず」という謎の自信の元、人の集め方(つまりアクセスアップ)を調査し、真似て、試行錯誤の日々でした
段々と「文章を書く」「それが評価される」という点に加えて「PVが増える事」事態も楽しくなり、「ブログ成長ゲーム」にハマります
初めの月は2000だったPVも半年で30万、翌月には50万になりました(ちなみに最近では直近30日で80万PVにもなりました!)
次第に他の「ブロガー」の方々にも認知されるようになり、交流を深めるようになりました(これは本当に良かったと思ってます)
当時のように文章を書いて、より多くの人に「ワロタ」とか言われるようになります。やっぱり楽しいです
また、ブログ開始3ヶ月目くらいに、交流のあるブロガーの記事を読んでいて、偶然お金が貰える事を知りました
今まで何年もやってきた「ただ好きな事を書いて公開する」というだけの事にお金が発生する
そんなおいしい話があっていいのか!?
と焦ったのを覚えています
しかも半信半疑で実際にグーグルアドセンスを張ってみたら数千円、気付いたら数万円。おいおい
もしかして、もしかするのか?
よく
「ブログ楽しい!」
って言ってると
「でもぶっちゃけお金貰えなかったら続けないでしょ?」
と聞かれるのですが、僕の場合は断じてNOです。っていうか実際何年もお金無しで書いてたわけで
好きな事の延長でお金が貰える。その事に大して半信半疑でしたが12月にはこんな記事も書いて、試しにマネタイズに注力して見ました
すると得た金額は20万円以上
そこで、ふと僕は気付いたのです
さっき書いた、高校生の時に感じていたこと
あまりにも高いハードルであることをようやく認知しました
趣味でわちゃわちゃ書いたりしながらも
「嗚呼、これで生きていく何て、とてもじゃないけど無理だ」
と勝手に悟りました
自分の文章で、一般的な社会人が得るような給料を稼ぐのはとても無理だと落ち込みました
あれ……? 夢、叶えてない……??
小説という媒体では無いけど、僕は今好き勝手文章を書いて、一般的な社会人が得るような給料分のお金を頂いてます
僕の喜びは
「小説家になること」
ではなく
「自分の書いた文章に反応を貰う事」
です
「それで生きていくこと」
です
間違いない
明らかに、夢、叶ってるよね
好きな事して生きていく!をするためには
よく、(特に直接会うと)
「もっとお金追求しないの?」
的名事を聞かれるんだけど、僕は決まって
「しないよ! まだね!」
というような返事をしている(と思う)
確かに今は文章で稼いではいるけど、厳密には違う
現状の僕は文章で集めた人に広告を見せることでお金を貰ってる
それはあくまで今のような仕組み有り気な事で、不安定な事この上ないし、いつ無くなってもおかしくない
そうではなくて、僕自身に、それだけの価値を付与したいのだ
確かに
「お金を貰う事」
は目的の1つではあるんだけど、現在の場合とにかくプロセスが大事で、ただ単に現金が欲しい! という話では無い
ようは
好きな事だけをずっと続けていくためには、「好きな事をしてお金を貰う」必要があるんです
僕の場合、上の「好きな事」には「文章を書いて反応を得ること」が入ります
別に1円も貰えなくても文章を書くことは続けることが出来る。それが楽しいから
でも、それで生きていこうと思ったら、その行為でお金を得る必要があるんです。他の事をやりたくないのなら尚更です。それだけで、生きていくなら尚更です
楽チンにお金を稼いで、それで得た時間で好きな事をしたいんじゃないんです。好きな事を長い時間続けるために、その「好きな事」からお金を発生させる必要があるんです
だからサラリーマンとしての収益がある今は、ブログでさらに収益をどうこうではなく、僕自身の価値を高めていきたいんです
僕にとってのブログとはずっと、ただ楽しくやってる趣味で、何故かそこそこお金も貰える! という程度のものだったのですが、続けているうちに、そんな夢を見るようになってしまいました
☆←ヒトデの野望
まだ、僕は今の仕事を辞めれません
単純に、文章だけで生きていく自信も、スキルもないからです。そんな事は自分が一番わかっています。「文章力」という点で見るのであれば、売り物になっている文章と、無料でのいわゆるブログの文章とのレベルの差は歴然です
ただ、現在僕は、はっきり言って仕事クソつまんねーと思ってるし、辞めれるもんなら辞めたいです
月に会社員(弱)程度の給料を稼いでいながらそうしない理由は、単純に今の状態で辞めたら「好きな事をするため」ではなく、「稼ぐため」の文章を書く必要があるからです
今のままでは、自分が好きな文章を書いて、それで生きていくというわけにはいかないのです。「好きな事して生きられない」のです
まあ単純に、貯金やら、自分のスキルやらが無いからビビってるってのもあるんですけど
しかし、僕はまだブログを始めて1年です
1年間で、本当に多くの人が記事を読んでくれるようになりました。暖かい言葉や、応援のメッセージも多く届きます
「ブログ向け」かもしれませんが、文章を書く力もいくらか磨かれてると思います
じゃあ2年、3年、5年、10年と続ける事が出来れば、どうなるでしょう
もちろん離れてしまう人もいるとは思いますが、より多くの人に応援されるようになると思います
僕自身の文章を書く力も、少なからず強化されると思います。文章の幅も考え方の幅も広がって、内容に多様性も出てくると思います
ブログに留まらず「文章を書いてほしい」という依頼が来るかもしれません「本を出してみないか」という話が来るかもしれません
自分が「書く事」を求めてくれる人達がたくさん出てくるかもしれません
そうやって、生きていけるかもしれません
そうやって、生きていきたいです
これが、今の僕の野望です
正直自分でも、甘っちょろい事言ってるなって自覚はあるんです
でも、夢見るくらい良いじゃん
見てろよ
どうぞこれからもよろしくお願いします
☆←ヒトデ
おわりっ