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スロバキア議会選挙 難民に厳しい与党 第1党維持
3月6日 20時21分

スロバキア議会選挙 難民に厳しい与党 第1党維持
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ヨーロッパ中部のスロバキアで議会選挙が行われ、ヨーロッパにやってくる難民や移民に厳しい姿勢をとる政権与党が第1党の座を守りましたが、選挙前の過半数は維持できない見通しとなりました。
スロバキアで5日、4年に1度の議会選挙の投票が行われました。スロバキアの統計局の発表によりますと開票はほぼ終わり、中道左派の政権与党「方向党・社会民主主義」が30%近い票を得て、それ以外の政党を15ポイント以上引き離し第1党の座を守りました。ただ、選挙前にあった過半数の議席は維持できない見通しとなり、政権の発足は連立交渉に委ねられることになりました。与党を率いるフィツォ首相は「私たちには安定した政権を築く義務があるが、それは簡単なことではない」と述べました。
フィツォ政権は、EU=ヨーロッパ連合による難民の受け入れの分担に反対の声をあげるなどヨーロッパへの流入が続く難民や移民の問題に厳しい姿勢で臨み、国民から一定の支持を得ました。
これに対し野党などからは、難民問題ばかり強調し、高い失業率などそのほかの重要な課題から国民の関心をそらそうとしていると批判されました。
スロバキアはことし下半期にEUの議長国となりますが、難民の受け入れをかたくなに拒み続けるなかで、難民問題の議論をまとめていくことができるのか疑問視する声も出ています。

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