海外からのお客様へのおもてなし!ホテル・旅館バイトで使える接客英会話

ホテルでは英語が通じて当たり前。
そう思っているのは私たち日本人だけではなく、海外の方も同様です。
これからはホテルや旅館でアルバイトする際にも、外国人のお客様へ英語で丁寧におもてなしをするスキルがますます求められます。
そこで、今回はホテル・旅館バイトで使える接客英会話をご紹介します。
「丁寧な英会話=難しい」と思っている方も多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
このコラムを読んで「丁寧な英会話」のコツを掴んでくださいね。

1.「ご用件をお伺いします。」

How may I help you?
How can I help you?
フロントにお客様がいらっしゃった時に使えます。”may” でも”can”でもどちらを使っても丁寧さはほとんど変わりません。どちらかというと”may”の方が控えめな表現なのでやわらかい印象をお客様に与えることができるでしょう。
“may”は「許可」を表すので「わたしはあなたをお手伝いしてよろしいでしょうか。」
“can”は「可能」を表すので「わたしはあなたをお手伝いできますか。」
といったようなニュアンスを含みます。
2.「お名前をお願いします。」

May I have your name?
“What’s your name?”を丁寧にした表現です。1.と同じように”may”を使います。「お名前をお伺いしてもよろしいですか。」と控えめにお客様に失礼のないように名前を聞けますね。
そのほかにも
”May I come in?(入ってもよろしいですか。)”
“May I help you with your luggage?(お荷物お持ちしてもよろしいですか。) ”
など、”May I 〜?”は控えめに「〜してもよろしいですか。」とお客様に伺うときに役立つ表現です。
3.「こちらの用紙に記入していただけますか。」

Could you fill in/out this form, please?
“could”は”can”を丁寧にしたいときに使えます。
“Can you 〜”よりも”Could you 〜”のほうが丁寧です。
4.「何か不都合がありましたら、いつでもご連絡ください。」

Please feel free to contact us if you have any problem.
“feel free to 〜”で「自由に〜してください」という意味です。
これはお客様をおもてなしするときの気の利いた一言ですね。
“feel free to 〜”は他の表現にも応用できるので覚えておくと良いでしょう。
“Please feel free to call us.(遠慮なくお電話ください。)”
“Please feel free to use this.(こちらはご自由にお使いください。)”
5.「お役に立てることがあるかと...」

Let me see what I can do...
お客様からのご要望にすぐに答えられないときなど、考える時間が欲しいときに使えます。
“Let me see what I can do... may I call you back?”
(お役に立てることがあるかと...お電話をかけ直してもよろしいですか。)
“Let me se what I can do... how about changing your room?”
(お役に立てることがあるかと...お部屋を代えるのはいかがですか。)
といったように使えます。
6.「そう言っていただき、ありがとうございます。」

It’s thoughtful of you to say so.
お客様がホテルの対応に満足されてお褒めの言葉を頂いたときに使えます。
“Thank you.”ももちろん使えますが、”thoughtful”「思いやりのある・配慮を持った」という意味があるので、お客様をたてることができます。
7.「お支払いは現金とカードどちらがよろしいですか。」

Would you like to pay cash or credit card?
“would you like to 〜”は”do you want to 〜”を丁寧にして表現です。
「現金」は”cash”と言います。
8.「気持ちよくお過ごしいただけましたか。」

Did you enjoy your stay ?
チェックアウトの際にお客様の満足度を確かめるのに使える表現です。
9.「またのお越しをお待ちしております。」

We look forward to welcoming you back.
“look forward to –ing”で「〜を楽しみに待つ」
お帰りの際にお客様がまた来たくなるような一言が言えると素敵ですね。
そのほかにも“We hope to see you again.”も同じ意味です。
10.「お気をつけてお帰りください。」

Have a safe trip home.
お帰りではなく、まだ休暇を楽しまれる方であれば”Enjoy the rest of your holiday.”ということも
できますよ。
いかがですか?
今回ご紹介した英会話表現を使って、ホテルバイトでもっとお客様に素敵な接客をしてくださいね。

Enter Link English 代表 村瀬理恵子
岐阜県出身
昼間は中学校で英語を教えながら、夜間・土日にEnter Link English 代表として、共に英語を学びたい人のための英会話コミュニティーを運営しています。
英語が得意な時期も苦手な時期もあったけど「やっぱり英語が好き」です。そんな私は一人でも多くの日本人に「英語が話せるようになるコツをつかんでほしい!」と想っています。
モットー:「There’s a will, there’s a way.」「English is fun!」
専門:中学英語での英会話
趣味:フラダンス
HP: http://www.enterlink.club