初めての全国模擬試験会場だった学習院大学の「元」シンボル…今は無い。
俺みたいなショボいブロガーが、自分の日記というか、足跡というか、そんなものだけ並べても、目の肥えたはてなブロガーさん達に読まれるワケは無い。
そう思い二部構成でブログを書いていたが、転勤が決まり、他にやることが増えてしまい、一部にあたる記事を書く時間が無くなってしまった(;´Д`)
従って、二部にあたる部分について、書かせていただく。
ブクマやPVは「ダダ下がり」するだろうが、そこはまぁ、仕方ない(笑)
前回の続きを書く。
高校3年生になった。
中学時代の同級生は、大学に行っているか、浪人しているか、社会人になっているか、家事手伝いをしているか…いずれにしても高校は卒業している。
俺だけ、罰ゲームのように、プラス1年の高校生活が用意された。
そしてその高校生活ボーナスステージで、相変わらず、クラスの中では浮いており、話さず、はしゃがず、群れずに過ごしていた。
そんな俺に、素っ頓狂にも声を掛けてきたヤツがいる。
ワタリくんだった。
彼は、暗記試験ではあるものの、全教科100点を維持しており、校内での成績は当然ながら俺よりもずっと良い。
そんな彼が俺に、
「今度の旺文社の模擬試験、一緒に申し込みませんか?」
と言ってきたのだが、俺は、
「もう俺の分は申し込んだよ。ただ、模試に同行することは構わないよ」
と応答した。
結局、うちのクラスからは俺とワタリくんとコバヤシくんの3名が模擬試験を受けた。
試験会場は学習院大学だった。
行きの電車の中で、ワタリくんは、「単語テストをしよう」と言ってきた。
面倒なので「俺はパス」と言いつつも、彼らの試合ぶりをみていた。
「snakeは?」、「ヘビ!」
「じゃあgiraffeは?」、「うん?ちょっと難しいぞ。何だろう…」
「キリンだよ。動物はしっかりやっておいた方がいいよ」
とかやりあっていた。
う~ん…動物って…大丈夫かな?…彼等…ぞれにウザい、一人で来れば良かった(笑)…
学習院大学に入り、ピラミッド教室を横目に試験会場に向かった。
俺はワタリくん達よりも早く申し込んだので、彼等とは全く別の教室だ。自分の席を探すのに一苦労したが、ようやく探し当て、着席した。
隣は女子高生だった。
その場で、志望校を記入する。第五志望校まで記載できる。
第一~第三志望校までは、中央、慶応、立命館と一気に書いた。
当時関東甲信越に住んでた俺にとって立命館のある京都は遠い。しかし、学費が安いのは既述の通りだが、「二十歳の原点」シリーズの著者だった高野悦子さんが通っていた大学なので外せなかった。
問題は、第四志望校以降が決まっていなかったことだったが、空欄で出すのもシャクなので、日本文化大学法学部と長野大学の学部か学科か覚えてないが、社会福祉を記入した。
隣の女の子をちらっと見ると、「第一志望 東京外語大」と記入している。
「(;゚Д゚)頭良いんだなぁ~!俺は外語大なんて、ムリムリムリ!」
試験問題は記述式で、高校で受けてた模擬試験よりもずっと難しかったが、「これが全国のレベルなんだろうな」そう思いつつ、脳をフル回転させながら、問題を片付けた。
英語では、長文読解に手間取ってしまい、2割を残したところで、「残り3分」となってしまった。
「時間配分、ミスったな。でも模擬試験で良かった。本番までに修正しておかなければ…」
反省点が多かったが、時間と金を掛けてまでこうして試験を受けた甲斐があったというものだ。
試験結果は、2週間後、正答とともに郵送されるとのこと。
帰りの電車で、ワタリくん達と意見交換した。
「試験、難しくありません?」
それは同感だった。
「あぁ、ムズかったね。俺なんて英語、時間が足らなくなっちゃったよ」
そう感想を述べたところ、ワタリくんがピシリと…
「時間配分は受験生の基本です。最小限のルールですよ。それさえもミスるなんて、まだまだ未熟ですね!」
…言うではないか!(笑)
ワタリくんは志望校の欄に、経済系学部を中心に、早稲田、中央、法政、日大、帝京各大学を記載したとのこと。
東京遠征2週間後、待望の試験結果が郵送されてきた。
ドキドキしながら封筒を開けた。
総合の偏差値は66(各科目の偏差値は確か、英語63、国語59、政経77…そんな感じだったかな)
中大法の合格可能性は25%
慶応法の合格可能性は40%
立命館法の合格可能性は35%
「5%刻みなのかな?それにしても100%というのは無いのね。ミスったわ~。第4志望、専修とか日大とかにしておけば良かった。これじゃあ、自分の学力に最適な大学が判らん(;´Д`)」
大きく反省した。
ただ、中大、慶大ともに、可能性があることが判り、「もっと頑張らねば!」と励みになった。
何よりも、自分の学力の偏差値が、予想以上に良かったのが嬉しかった。
「バカを返上するとまではいかないものの、勉強はできるようになったのかな?」
それが嬉しかった。
「ワタリくんはどんな結果だったのかな?明日、学校で訊いてみよう」
そう思い、いつものとおり勉強を重ねた。