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中国 習主席「台湾に対する大方針 変わらず」3月5日 22時59分
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台湾の政権が8年ぶりに交代することについて、中国の習近平国家主席は「われわれの台湾に対する大方針が変わることはない」と述べ、5月に総統に就任する民進党の蔡英文主席に対し、「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れるよう圧力を強めました。
国営の中国中央テレビによりますと、習近平国家主席は5日、全人代=全国人民代表大会の上海代表団の会議に参加しました。
この席で、習主席は「われわれの台湾に対する大方針が、台湾の政局の変化によって変わることはない」と強調しました。
台湾でことし1月に行われた総統選挙で独立志向が強いとされる民進党の蔡英文主席が当選し、政権が8年ぶりに交代することについて、習主席の発言が伝えられたのは初めてです。
また、習主席は「上海とその周辺には多くの台湾企業がある。台湾海峡両岸の同胞は、互いの関係が平和的に発展することへの期待に満ちあふれており、われわれは彼らを失望させてはならない」とも述べたということです。
中国は蔡主席に対し、「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れるよう再三迫っていますが、蔡主席は応じていません。このため、最高指導者の習主席がみずから乗り出し、台湾企業の中国ビジネスに不利益を与える可能性もちらつかせながら圧力を強めた形です。
この席で、習主席は「われわれの台湾に対する大方針が、台湾の政局の変化によって変わることはない」と強調しました。
台湾でことし1月に行われた総統選挙で独立志向が強いとされる民進党の蔡英文主席が当選し、政権が8年ぶりに交代することについて、習主席の発言が伝えられたのは初めてです。
また、習主席は「上海とその周辺には多くの台湾企業がある。台湾海峡両岸の同胞は、互いの関係が平和的に発展することへの期待に満ちあふれており、われわれは彼らを失望させてはならない」とも述べたということです。
中国は蔡主席に対し、「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れるよう再三迫っていますが、蔡主席は応じていません。このため、最高指導者の習主席がみずから乗り出し、台湾企業の中国ビジネスに不利益を与える可能性もちらつかせながら圧力を強めた形です。