提言・アイデア
2016年2月17日
「保育園落ちた日本死ね」と叫んだ人に伝えたい、保育園が増えない理由
こんばんは、都内で13園の小規模認可保育所を経営する、中小企業のおっさんの駒崎です。
今日は、ネット上でバズっている魂の叫びに、保育園現場から、また政府の審議会委員の立場から答えたいと思います。
【魂の叫び「保育園落ちた日本死ね!!!」】
ある保育園入園審査に落ちた方の、ネット上の魂の叫びが、さざ波のように広がっています。
「保育園落ちた日本死ね!!!」
分かる、分かるよ。何が一億総活躍社会だよ、と。私活躍できないじゃん、と。その通り。
じゃあ、政府は何もしていないのか?
【実は保育所数は劇的に増えてるけど、待機児童は減ってない】
20年くらい前から少子化懸念が高まって、政府は待機児童対策をしてきましたが、あまりお金は使ってきませんでした。
遅きに失した感はありますが、ようやく消費税増税の一部を使う、という財源のメドをつけて、昨年4月から「子ども子育て新制度」という待機児童問題にガチで取り組みますよ、という方策を打ち出しました。
(実際は新制度を見越して、1年前倒しで、園づくりを加速させました。)
(内閣府子ども子育て会議資料より)
ということもあって、平成25年度あたりからグンと保育の拡大量が伸びました。
しかし、認可保育所に申し込む人が増えたこともあり、待機児童は減らせず、むしろ若干増えている、という状況なのです。
(内閣府子ども子育て会議資料より)
この2月の入園結果は、まだ統計には組み入れられていないので、確たることは言えないのですが、おそらく今年も状況は昨年と似たようなものではないか、と想定されます。
【もっと保育所つくって、待機児童減らせば良いじゃん?】
ここで疑問を持つ人も多いでしょう。認可保育所に申し込む人が多かろうが、それ以上に保育所つくれば良いじゃんか、と。
その通りです。しかし、そんなに機動的に保育所をつくれない、3つの要因があります。
①予算の壁
②自治体の壁
③物件の壁
【予算の壁】
待機児童の多い都市部においては保育士不足です。これによって、開園に大きくブレーキがかかります。
保育所は一人でも保育士が欠けたら、法令違反で開園できません。よって、「保育士を採用できた数」が開園数上限になります。
保育士不足は保育士の処遇が低いことが要因です。
保育士給与は全国平均で月20.7万円。(出典: http://bit.ly/1HwTytD )
全産業平均と比較して、月額10万円程度低い。
しかし、政府はこの保育士の処遇改善の予算をわずかしか取っていません。
月額1万円を上げるのに340億円、全産業平均値まで上げるのに3400億円を予算として積みませば、保育士処遇は改善し、開園スピードは大きく早まります。
【自治体の壁】
自治体がブレーキ役になっています。パン屋であれば、好きな場所に何軒でもつくれます。
しかし、保育所は認可制になっており、自治体が計画を立てているので、
「このエリアとこのエリアに2箇所ずつ作る予定なので、他の場所につくってもらっちゃ困ります」
ということを言ってくるわけです。
(参照:待機児童増加の、意外な犯人は http://bit.ly/1M6kXyN )
また、自治体が独自の無意味なルールを勝手につくって、それが参入障壁を上げています。
例えば杉並区は、小規模認可の園長基準に「6年間『継続して』保育業務に携わった経験」を求めています。半年でも業務を離れたらアウト。育休も取れないことになり、馬鹿げています。
なぜこうした事態が起きるかと言うと、待機児童の常態化によって、「待機児童が解消できなくても、担当者の評価はマイナスにならない」ためです。一方で、保育所で事故や突然の事業者撤退があり問題になると、評価に大きく影響します。
すなわち、自治体(と担当職員)からすると、園を増やそうというインセンティブよりも、間違いのない事業者を選別する方が強い動機となり、参入を抑制するのです。
【物件の壁】
保育所は二方向避難路の確保や新耐震基準を満たしているなど、安全に運営するために必要な要件がどうしても多くなります。それを満たしていて、かつ周辺住民が文句を言わず、かつ保育所としてペイする坪単価で、駅からの距離がそこまで遠くない物件というのは、非常に限りがあります。
【では、どうする?】
怒りましょう。僕たちは怒って良い。予算配分は不当だし、このままだと少子化も進行し社会保障も危機になり、それは将来、可愛い我が子たちの生活を直撃するでしょう。
そして怒りを原動力に、行動しましょう。
まず、政府に対しては、保育士給与引き上げのための、予算増額の世論を高めることです。
ちなみに「保育園落ちた日本死ね」の中で、「国会議員を半分にしろ」という提言(?)がありましたが、残念ながらそんなことをしてもスズメの涙のお金しか出てきません。
(議員1人あたり給与と手当がざっくり4400万/年で、717人いる国会議員を半分の358人にすると、浮く税金は158億円。桁が違います。)
そうではなく、高齢者1000万人に3万円配ること(つまりは3600億円)をポンと決めちゃえるわけなので、出そうと思えば出せるのです。投票率が低いから、我々子育て世代の優先順位が、低いだけです。
声をあげて、世論の波をつくるのです。
メディアにお勤めの方は、工作員となってこの話題をニュースにあげましょう。友達に国会議員やその関係者がいる人は、臆せず文句を言いましょう。そうじゃない人は、SNSでとにかく拡散させましょう。ベッキーで騒いでる場合じゃないんです。
また、自治体に対しては、とにかく文句を言うべきです。
自治体の職員は、待機児童を解消できなくてもクビにはならないので、騒いでも効かないですが、市民の怒りを買って職を失う人たちはいます。
それが、首長(市長や区長)と地方議員です。
彼らに対し騒ぐのです。声を届けるのです。
数年前の「杉並保育園一揆」では、ママたちがベビーカーで区役所前でデモをして、その絵が面白いこともありメディアが食いつき大炎上。杉並区の認可保育園増設を大きく加速させました。
「保育園落ちた日本死ね」と叫んだ名も無きあなた、見てますか。僕も心はあなたと共にあります。あなたがネットで叫んだように、それをネットでも、リアルでも、あなたと共に何万人がやっていって、無関心な政治をこちらに向かせるしかありません。でないと本当に、日本は緩慢に死んでいくことになってしまうだろうから。
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とても分かりやすい説明に感銘しました。
現場の方の発信なので大変参考になりました。
「国会議員を半分」
税金減らしでよく出てくる台詞ですが、金額的には無意味であって、あくまでもパフォーマンス的な意味しかない。
これより公務員減らしのほうがよっぽど効果的だけど、節税可能な金額よりも感情論ばかりが先走っているし、公務員給与の総額だけで話をしても意味が無い。
薄給で苦しむ夕張市の職員から、無能な高給取りの「上級国民」(これもイメージか)までいるんだし。
今朝のNHKでも、取り上げてましたね。
海外みたいに、ベビーシッターのような仕組みは難しいのかな?
あえて子供のいない私から言わせて頂くと、本当に子供を預けてまで働かなけければ苦しい世帯はどのくらいあるのでしょうか?
結婚して綺麗な家に住み、そこそこの車も所有し、家族旅行、イベントなどににお金をかける、少し余裕がなくても子供との限りある時間を過ごせる事のほうが、何物にもかえがたい事なのではと思ってしまうのです。
長い一生のうちで、一時ですよね。日本で、女性が働くにはまだまだ大変だなぁと痛感します。
元保育士です。正直、福祉はお金になりません。好きだけではやっていられません。将来の不安もあり現在は事務職です。保育士の仕事より仕事は楽だし収入もあります。駒崎さんやフローレンスさんの活動は十年近く前から存じておりますが、皆さんプロとしてご尽力され飛躍されていてただただすごいなと感じております。病児保育が浸透してきましたのも皆さまのご尽力あってのことだと思います。駒崎さんやフローレンスの皆さまは有言実行の集団なんだな、と思います。これからも陰ながら応援しております。
子育て中のものですが、
「本当に子供を預けてまで働かなけければ苦しい世帯」だとか
「少し余裕がなくても」だとか、どうせお金の話なんでしょ、
無駄遣いしたいから共働きしつづけたいんでしょ、
という風に考えてしまうのか心底不思議です。
実際に働き続けている女性って、お金ももちろん大事、
だけど何よりキャリアを続けて労働者として社会とのつながりを持ち続けたい、
だけどできる限り家族の時間も大事にしたい、
だからこそお金で解決できること(手間&時間)はお金で解決したい、
というギリギリの判断の中で頑張っているのだと思うのですが。
「長い一生のうちで、一時ですよね」と簡単に言いますが、
出産のためにキャリアが断たれるとき、どんな葛藤があるかとか想像したことありますか。
煽るようで申し訳ないのですが、「あえて子供のいない私から言わせて頂く」みたいな
逃げ口上を準備する暇があるのなら、もう少し想像力を働かせてはいかがですか。
高齢者より子育て世代、子育て世代より障碍児世帯の方が少なく、環境は酷いです。障碍児世帯から言わせてもらえば、子育て世代は恵まれてます。確かに待機児童はいるかもしれないが、多くは入園でき、延長保育もできます。小学校にも学童保育があります。障碍児世帯でも軽度の障害児であればそれなりの施設はありますが、重度心身障碍児は受け入れ機関が圧倒的に少ないです。もちろん延長保育など不可能です。その為、両親のどちらかは就業することが実質不可能です。それにもかかわらず世帯年収ではなく世帯主の年収で支援が打ち切られます。支給額で600万円位が分岐点ですが配偶者が働けないことを考慮すれば決して楽な暮らしではありません。支援が打ち切られる額もいろいろ合わせると年100万円以上違います。我が家には兄弟がいるのでその子には障碍児の兄弟がいることで負い目を感じさせたくないので頑張って働いていますがその結果、国・県・市からの支援が打ち切られました。毎年3000億円を使うのであればその内の10%で良いから障碍児(特に重度心身障碍児)世帯支援に回してほしいです。国の支援を打ち切るのも、せめて世帯収入を世帯人数で割った金額が300万円位にしてほしいです。またゼロサムではなく少しづつ減額していくような方式にしてほしいです。
私は子育て中の母です。
今までどんな仕事でも、仕事の出来る人で通っていたのに、子育ては大変でした。
社会と隔離されたように感じる独特の世界で、子どもとの生活に苦しんだ。初めての経験。
辞めたいけど辞められない。自己葛藤。
子どもや夫の付属品みたいに感じた事もあった。
周りが保育園に預け働き出したりし、焦ったりもした。
世間のニュースみたいに、自分も虐待とか殺しとか、しないで生活出来るのか?
子育てに非協力的な夫。頼る親もなく辛い子育て。思い詰めることもあった。
自分と向き合わざる得ない。
子の母親はただ1人。その子の人生に大きな影響を与える。
だから苦しくて、外に出たかった。
でも、外の仕事しながら出来るほどのパワーは私にはなかった。
今は子どもとの生活を楽しめるようになった。
人間を育てるってすぐに結果が出ないけど、しっかりした子になって来た。
これほど凄くて誇りを持てる仕事はないと、やっと思えるようになった。
外の仕事より代わりのきかない母親業の素晴らしさに目覚めました。
でも子離れし、自分の世界を作っていく時期とも思う。
ママ友は働きたくないと言いつつも、独身の時に勤めた会社から能力を買われ、
子育てしながら出来る内職を依頼されています。
今、目の前の自分から逃げずにベストを尽くしていれば道は開けると、彼女を見て思う。
私は逃げて誤魔化し生きて来た。子育てで逃げたくても逃げられず、自分を成長させて貰いました。
色々な意味で子育ての素晴らしさを伝えたいと思う。
保育士、幼稚園教諭資格を持ち子ども2人育児している母親です。
現在は全く資格と関係ない仕事をしています。
ちなみに夫は保育士です。
低賃金、持ち帰り仕事や無賃の残業、先生という立場の重圧。
真面目に働こうとすればする程苦しくなる職業でした。
こうやって一所懸命いろいろ取り組んでいらっしゃる方がいる、というのは本当に嬉しいです。
息子は保育園待機児童でしたが、3歳まで決まらなかったので結局幼稚園に通いました。
お迎えの時間と戦いながら保育料を払うために働く毎日。
貯蓄はなかなか増えません。どころか支払いはどんどん押し寄せる。
自分の思い通りにならないお金、時間、子ども。正直専業主婦をやっていた頃は子どもが憎くかったです。
更に世間は子育てに厳しいし、なんだか産まないほうが自分も子どもも幸せだったのかな、なんて思っていました。
これからは声をあげながら自分に出来ることをやっていきたいです。
っていうかなんで保育園なの?なんで祖父母に預けないの?なんでご近所の相互扶助が機能しないの?
誰にも干渉されない個人主義の自由を謳歌するためにあらゆるものを切り捨ててお金で解決できる保育園のみを残してそこに入れないから政府ふざけるなは一体だれが悪いの?
正直嫁姑関係や同居なんてめんどくさいよ?信頼できる近所関係の構築も大変だ。ただ、それを放棄したらこうなるにきまってるじゃない。
なんで保育士の給料が安いのか。保護者が金を出さないからでしょ?一人の保育士で100人の子供を見るなんて雑なことはできないのだから多売薄利で保護者一人頭の負担を抑えるなんてできっこない。にもかかわらず数人で一人の保育士の生活の面倒を見るほどの金は出せないと言う。保育士の給料が上がらないのも当たり前じゃん。
なんで保育園が認可制なのか。じゃあもし保育園で事故や事件が起きたら金も大して出してないくせに狂ったように叩くでしょ?「待機児童がいなくなったから質の低下は仕方ないね」なんて絶対に言わない。「認可した行政の責任が」なんて言うに決まってる。それを知ってて「保育園の数を増やさないのは怠慢だ」という姿勢はどうだろう。
そもそも「親なんてどうでもいい、近所や社会もどうでもいい、保育園に入れれば万事解決」という方法論が夢物語に過ぎないってだけ。
子どもが保育所を卒業してもう6年になります。公立保育所だったので、在園中は共産党に振り回されて大変でした。待機児童是正を口実に政治活動へ誘導する論調は、共産党と変わりません。
1歳になる娘を持つパパです。子供はこの4月から保育園に入れて、嫁は職場復帰する予定です。
そんな私から言わせてください。
まず、子供がいないばあさんへのコメントに棘があり過ぎて残念です。
そんな言い方しなくても。。。
ただ、パパスさんの仰る意見には私も激しく同意します。
人はお金の為だけに働く訳ではないですもんね。
子供保育園に預ける=愛情の欠如では、けっしてないですもんね。
子供と一緒にいれる時間が制限さるなら、一緒にいれる時間をより大切にしますもんね。
これは全部大人の都合かもしれないけど、でも、我が子が世界の誰より(自分を含めて)一番大切なのは間違いないですもんね。
パパスさんの意見に共感するが故に、棘のコメントが気になってしまい投稿しました。
3歳になる子供を育てています。
子育てをされてない方の意見は、やはり少子化になっていくこの日本を象徴していますね。
知らないと言うのは恐ろしい事です。子どもの貧困の現状もご存知ないのでしょう。
主人の少ない手取りと、保育園がダメだったので幼稚園に預け、パートをして生活していますが、
想像されるような生活ではありません。年に一度も旅行など行けませんし、外食も月に一度くらいです。
このままでは貯蓄ができず、中学の修学旅行費などは無理かもと思います。
祖父母も仕事をしていますので、預ける事はできません。
ご近所に預ける事をすすめられてる方もいますが、今の日本で本気でそんな事が可能だと思うのでしょうか。
そして4時間でも預かってみて欲しいと思います。
私がパートをしていなかったら、子育ては無理でしょう。
お金がないなら子どもを産むな、と書いてありましたが、
日本に子どもが居なくなったら、あなたが年老いた時に、介護する方も医師も看護婦も居ませんよ。
そして年金を払う世代も居ないので、死ぬまで働かないと食べれないでしょう。
人は一人で生きてるようでも、たくさんの人と関わっていると思うのですが…
理解できない方が増えているのが残念です。
世帯収入に応じて保育料を大幅に変える。
保育士の給与は、税金じゃなく保護者から取ればいいだけでは?
貧困世帯は全免除、高収入世帯は保育士1人の月収(30万)を
丸々出すくらいに差をつける。まさか高いとは言えないですよね?
大切なわが子の面倒を見てもらう上にキャリアは継続出来るのだから。
ほんの数年間だけ、わが子の世話代とキャリア継続代を払うだけ。
それで丸々、夫婦どちらかの収入がなくなったとしても、
元々世帯収入が高い世帯は暮らして行けるでしょう?
子供ほしい、キャリアも切らしたくない、でも保育料で
お給料が飛ぶのは嫌。あまりにもわがままじゃないかと思う。
自分の給与を丸々保育士に渡して面倒見てもらって
自分はやりたい仕事続けて社会と繋がれて、何か不満がありますか?
子育て世代というか若い世代の選挙投票数が、老人の投票数を上回れば。
政治家が票が欲しいとかではなくて、「投票数=声の大きさ」ではないかと。
物事の優先度は声の大きさで大半は決まる。民主主義。
絶対数がただでさえ老人より少ないので、全員で投票するつもりでないと厳しいけど、
手を差し伸べる先は別に老人だろうが、生活保護者だろうが、幼児だろうが、
どれも税金の用途として正義にはなるから、声が大きいかどうかだけでしょう。
ここで子どもを持つ若者と持たざる若者が争ってはいけません!
敵の思うつぼですよ!
敵を間違えてはいけません。
駒崎さんの記事の終わりのほうを読んでください。
>高齢者1000万人に3万円配ること(つまりは3600億円)をポンと決めちゃえるわけなので、出そうと思えば出せるのです。投票率が低いから、我々子育て世代の優先順位が、低いだけです。
子どもの優先順位が、高齢者と比べて、故意に低くされてるんです。
子どもを持つ者と持たざる者が争って、誰が喜びますか?
保育所が増えますか?
喜ぶのは高齢者と政治家だけですよ。
なにも解決しませんよ!
私は身体的な理由でもう子どもを持つことは叶わないと思いますが、
子育てしながら働いている方に尊敬の意しかありません。
自身は、子どもを持たないことで軽蔑されることは、ありますけどね。
どうか敵を間違えず、声をあげるなら、
駒崎さんのお書きになった通り、自治体に致しましょう!
私も声をあげます。
投稿なさった人の気持ちわかります。
私は三人の子供がいて一番上の六歳の子供が重度脳性まひで寝たきりです。
吸引を15分に一回、風邪を引いたときは三分に一度真夜中も寝ずにやります。
去年ついに顔面神経痛になり入院をしました。
下の三歳、一歳の子供を保育園に入れる決心をしたのですが、みごと落ちました。
役所には「点数が高いので入れますよ」って言われたのに・・・
役所に一番にお願いして診断書も出して(二人分で五千円)それも毎日お願いして最後に「入れなかったら訴えます」って電話でいってしまいました。
義父が役所に知り合いがいるって言うのでお願いしてもらいましたがそれでも駄目だった。
「どうぞ死んでください」っていわれた気分でした。
ボロボロ泣きましたが文句を言う気力もなくなりました。
このまま死んでしまいたいです。
この投稿を見て涙が止まりません。
私の言いたいことを言ってくれてありがとうございます。
日本に0歳の子と妻を残してインドに単身赴任しているものです。
駒崎様のご活躍はテレビ等でも拝見しております。
まことに恐れながら、今回のニュースに少し違和感を感じております。
自分は子供ができてから、役所にいってちょろっと保育園について知った程度のもので
まったく見当違いな考えをしているかもしれませんが、疑問を解くためにも投稿させていただきます。
「保育園落ちた日本死ね!!!」
こちらの前提になっている点はあくまで認可保育園に入ることになっていると思います。
いざ保育園を探してみると、無認可の保育園もたくさんあることに気が付きました。
そして無認可には点数がそもそも関係ないとのこと。
さらに区からの援助で認可と同等レベルの費用で無認可に預けられると知りました。
(そこに空きがあるかどうかは別ですが、、、)
ただ、時たまニュースで流れる無認可保育園での幼児虐待や死亡事故などが、私たちを
漠然と「無認可」に対して不安感を抱かせてしまっていると思います。
しかし「認可」と「無認可」は役所の規格にあっているかどうかで、必ずしも親が求める
「質」とは関連してないのではないでしょうか。
そこで考えますのは、民間の立場から、そのような役所のお墨付きのない「無認可」の保育園を
評価するようなことは出来ないのでしょうか。
いわゆる「食べログ」のような評価サイトのイメージです。
親が求めているのは、費用の面で同等であれば、お役所のお墨付きよりも
口コミの現れてくるその保育園の実態であると思います。
一部の悪質な「無認可」の事件によって、
私も含め過剰に「認可」へ期待している面があるように感じます。
場違いな意見かと思いますが、今回のニュースを拝見して思ったところを
書かせていただきました。
私は国立大学を卒業し30歳を超えるまでキャリアウーマンとしてバリバリに働き小さい会社ながらも課長代理という役職までいただきました。結婚して、出産を控え、切迫流産しかかったのを理由に、仕事を辞めました。浪費家で貯金のない主人と結婚し、結婚前の貯金も底をつき、不安もありましたが、授かった命に代えられるものはないと思い、迷わず決断しました。主人が薄給でしたので、生活は本当にきつくなりましたが、子供が小学生になるまで、専業主婦でいました。旅行どころか新しい洋服1つ買えませんでしたが、子供が大学生になった今、思い出すのは、小さくて可愛かった息子と2人で過ごした夢のような日々の思い出ばかりです。お乳をあげている時私の腕の中で眠ってしまう愛らしい顔を見るたび、薄給ながらも仕事に行ってくれる主人に感謝したものです。両実家が遠く、泣きたいくらい大変な時もありましたが、子育ては、もともと、楽ではないという覚悟は、お腹にいる10ケ月に、1つの命を背負う重みとして、持っていましたから、必死でしたが、頑張りました。いろいろな物を我慢しましたが、今、本当に、立派に育った息子を見ていると、後悔は何一つありません。保育園が足りない、政治への不満、という点については大いに理解できますので、それはそれとして、子供はどんな巨万の富にも勝る授かりもの。「保育園を落ちた」苦労だけでなく、今後の子育ての中では、理不尽な苦労はつきもので、大きくするまでは、本当にいろいろなことがあります。それでも、「だから産まない」などとは言わず、苦労も何とか乗り越えて、後で、大きくなった子供と笑って苦労を語り合える時が来ると思って、それぞれの環境で、子育てを頑張って欲しいと思います。私は、もう1人欲しかったのですが、2人目は流産し、年齢も高かったので、結局1人しか恵まれませんでしたが、この国が可愛い子供達であふれ、さらにさらに元気になるように、願ってやみません。
女性が仕事をするのは「お金のため」と判断する人が日本に非常に多いのはなぜでしょう。男性の考えは非常にシンプルで、仕事=お金。だから同僚、同級生の給与を大変気にします。でも女性のものの見方は非常に複雑で、お金を稼ぐことが仕事の目的ではない場合が往々にあります。女性は仕事の価値を単にお金で判断しない生き物です。
仕事を通して他人とつながる喜び、誰かに感謝される喜び、そして金銭的に家庭を支える喜びを、働く女性は総合的に感じています。私たちはお金のために子供を保育園に預けたいんじゃない。子供は大切だけれど、私の全てではない。子供は子供で別の尊重すべき人格。子供と生活する中で、胸張って「社会とは」と子供と議論できる素晴らしさが、働く女性にはあります。
そして、専業主婦を選んだっていいのです。専業主婦は時間を自分でマネージメントして、家の仕事をしています。そういう生活が好きな人もいるでしょう。でも専業主婦だって、保育のプロに子供を預ける時間が一日何時間かあったって良いのでは?社会とのつながりを実感できる瞬間があるべきなのでは?
男性だって、働き方を自由に選択することができていいはずです。男性の「育児をする権利」はなぜ主張されないのでしょう?
人ぞれぞれ、どんな道でも自由に選ぶことができる社会にするために、私たちは納税という義務を負っているはずです。義務ばかり行使されて、権利が発揮されていない今の日本が緩慢に荒廃して行っているのは誰もが感じていることのはず。
どのような信条を持っていても、社会規約に迷惑を及ぼさない範囲で、自由意思で行動することが許されるのが民主主義社会です。
政府は常に所得税・法人税減税を先行させながら消費税増税をします。前者は「減税」なので、あまり議論になりません。しかし、試算によれば、消費税増税分はほぼ法人税等の減税とバランスしていて、社会福祉のためというのは言い訳に過ぎないという話も聞きます。その結果、黒字企業は内部留保が増えて使い道がなく、政府が設備投資だの給与を上げろなどと、企業経営に踏み込む発言をします。むしろ、このような状態ですから、法人税も増税し、本当に必要な、福祉や子育てに使っていくべきではないでしょうか?結局、企業の成長や設備投資などなどは新しい発想やイノベーションによる新規事業の開拓などによるしかないのだから、今使い道の見えない企業に金を渡し「使え使え!」というより、将来のイノベーションに向けて子育てや教育に使っていく方が重要では?お金の余っているところを減税して、必要なところの負担を増やしていくのは政策がおかしいのではないでしょうか?マスコミにせよ、国民にせよ、法人税減税や消費税減税についてもっと目を向けて議論していくべきだと思います。貧乏人から金を集めて金持ちに回していく政策を進めていくと社会がどうなるかは、今のアメリカの状況を見ていると、よくわかると思います。日本もアメリカの後を追いかけているようで怖いです。(今回の場合、法人税を減税して黒字企業の税金を下げて、外形標準課税で赤字企業から税金を取るようになりました。なぜ、こういう政策をとるのか、よくわかりません、全般的にまるで弱い者いじめのように感じてしまいます。)法人税、所得税の減税については、報道も一瞬で終わり、ほとんど国民的議論がありませんが、もっと議論すべきではないでしょうか?
同じく「日本死ね」親の介護が終わり、親が死に、今度は自分が、老人ホーム、特養に入ろうとしたら、とっても入れないってよ。
フザケンナ!芸能人がどうしたってよ、関係ねーよ、可愛い動物の映像がどうしったてよ、国会議員、官僚、安い給料で
暮らしてみろ、消費税を増税するって?気が狂ってんじゃないか?消費税8%で、俺にとっては、充分高いよ。地方議員、地方公務員
国会議員、官僚、財務省職員、お前たちだけで、消費税払ってくれ、俺は、1日、500円以下で三食まかなってるんだ。
何が、ファンダメンタルズは底堅いだと、ふざけるな!テレビの「タブロイド・ショー」の「コメンテーター」どもを見ていると
腹が立って来るねぇ。消費税上げない方が良い、なんって言ったコメンテーターいたかよ。こいつら「金あんだなー」って
思うよ。新聞もね。老人は「お国の為にさっさと死ねか!」 保育園落ちた日本死ね、気持ち痛い程よく分かる。
私自身も、保育士と、幼稚園教諭の資格があり、正社員のため、どちらも3年ぐらいで異動しています。私の子供も、保育園に通いました。私自身、6ヶ月からしか預けられなかったので二人とも育休を取りましたが、1年は取れませんでした。それは、やはり、保育士、幼稚園教諭が足りないから!!同級生も資格があっても、給料も安いので一般職をしています。正直、仕事量と給料全く合っていません❗もちろん、担任になれば、クラスの子をしっかり見て、保育の仕事の他に、クラスの会計など、すべてを一人でやります。事務をしてくれる人も居ないので自分でやります。だからこそ、仕事量に見あった金額をお願いしたいです。
保育園の問題だけではなくて、人口構成が逆ピラミッドだからこういうことになる。
少子化問題は本当に深刻な問題なのに、抜本的な対策がされていない。
これから消滅する地方がどんどん出てくる。その時はもう遅い。
もう経済的には老人に投資しても未来はない。これは真実。
ならば、
子供にも選挙権を与えれば日本は変わると思う。18歳までは親に代理権を与えれればいい。
そうすれば、政治家も真剣に考えるようになる。
選挙目当てで老人に3万配るように子供にも配るようになる。
「高校までは教育費完全無料」とかすれば少しは少子化減少改善すると思う。
ランドセル代も給食も修学旅行もただにすればいい。
大都会にお住いの多くの方々はご存じないかと思いますが、ちょっと地方に行けば定員割れしている保育園は結構あります。誰もかれも地方を見捨てて都会に人が集まり過ぎていて、人口そのものもそうですが都会と地方で大きく偏りが出ています。
今の大学院生は、非常に不安を抱えています。昔より国公立大学は授業料が大幅に
増加しました。奨学金制度も免除されるのは、一部の学生だけです。
将来返さなければいけない奨学金は何百万円となります。
バイトをしたいために、研究室は興味ではなく拘束時間で選ぶ学生もいます。
(これは昔からかもしれません)
正直、奨学金を返さなければいけないので、働きたいし、保育園がないなら
子どもはつくりたくありません。また、将来、小学校、中学校、高校、大学にかかる
お金を考えると、子どもを持てるか非常に不安です。
私自身は保育園に入れた方ですが、母親は子育てと仕事の両立に苦しみ、
現在鬱病を患い、闘病中です。そんな母親を見ていたり、保育園がない状態では、
子どもをつくることに不安しか感じません。
共働きの母親が鬱病という例は私の周りには多いです。また、私自身、
母親のストレスを身近に感じ、虐待に近いことも受けてきました。
単に、リケジョや社会で働く女性を増やす取り組みは非常に活発になっており、
良いのですが、子どもや家庭をもち社会で活躍する女性を増やす環境には
なってないのを如実に表しています。
「子どもをもつ」女性への社会的活躍を支援する地盤を具体的に固めるところから
スタートしてほしいです。
保活を2年もやってボロボロです
精神的にこんなにも辛いのは実際の当事者でないと絶対に!わからないですよ
はっきり言って福祉施設という考え方がもう古いんですよ
認可園だったら保育料倍にしてくれてもいいです
失業するよりはマジです
狭いビルの保育園よりはマシです
子供が安全に健全に過ごせるならお金は高くてもいいんです
でもいくらお金払うと言っても認可も認可外も空きがないんです
幼稚園の預かり保育を増やす、小学校の一角を使う、都営住宅の下は必ず保育園にする、新規マンションの下は保育園など国が介入すればできることは沢山あります
ゼロ歳でなくて需要の多い一歳以上からの受け入れ園を作る
誰も幸せにならない低月齢での争いをなくしてほしい
私の住む江東区は復帰日も優先順位に入れてるので、慣らし保育どころか育休も最短で切り上げて無理やり復帰日を早める人も多くメチャクチャです
できない理由を言い訳がましく言うよりできることをしましょう
この怒りを区にぶつけても全く聞き入れてくれません
どうしたらいいのですか?
うちは妻である私の収入の方が上なので私が失業するわけにいかないのです
半分は同意ですが、お金のために働く女性がいることもお忘れなく
うちは私が大黒柱だから専業主婦にはなれません
夢でしたけど
保育園、まだまだ作れるよ
お役所の怠慢
待機児童が問題視されていない地方都市在住、0歳児クラスに預けている母親ですが
ふと気になって東京都と自分が住んでいる地方都市の保育料を比較してみたところ・・・東京都が自分の1/2-1/3でした。
自分の住んでいる都市では世帯年収500-600万で保育料(0歳児一人目)50,000円程度
世帯年収700-800万で保育料(0歳児一人目)70,000円程度
東京は生活費も教育費もかかるし、物価も高いし安い方がいいと思うよなあ
と思う反面
生活費と食費は安くてもその分賃金が安い地方都市で保育料が高いが、待機児童がない事実。
(ちなみに在住の地方都市30年前は待機児童が問題化されていましたが、保育料を上げ施設を増やすことで解消しました。首都圏では問題視されていませんでしたが、地方の共働き率は首都圏より高いため、先に問題が表れていました)