こんにちは。
皆さんは2014年に起きたアフリカでのエボラ出血熱大流行をご存知でしょうか?
2014年の西アフリカエボラ出血熱流行 - Wikipedia
多数の死者や重症者を出した21世紀最悪のパンデミック。
この大流行の原因がエボラウイルスです。
なんだかエボラっていう響きだけで怖いですよね。
当時、僕はこのウイルスになぜか非常に興味を持ち、関連書籍やネットで調べまくりました。
そして知ってしまったのです。
このウイルスはヤバいと。
このことを知らせなければと、エボラウイルスの脅威について僕は会社の先輩や後輩、知人友人、果ては営業先の親しいお客さんまでにも説明しました。
明日にでも日本に入ってきたら、多数の死者や重症患者が出てしまう・・・
みんなの命が危ない・・・
そう思い、僕は一生懸命エボラウイルスの恐ろしさを伝えたのです。
ですがみんな怪訝な表情で僕にこう言うのです。
そんな危険なウイルスがすぐ日本に入ってくるわけがない(友人・男)
ウイルスが好きなら研究所に再就職したほうがいい(会社の先輩・男)
日本の衛生管理はきちんとしているから大丈夫だ(お客さん・男)
君は頭がおかしい(会社の先輩・男)
またいつもの研究モードですね、いい加減にしてください(会社の後輩・女)
そんなことより仕事に集中しろ(会社の上司・男)
みんな全然わかってない!
エボラウイルスの恐ろしさが!
みんな死んでも僕だけ生き延びてやるからな!
ただ、みんな知らずに死んでしまうのもかわいそうなので、そんな辛い罵声を浴びてまで伝えたかったエボラウイルスの恐ろしさを、せめてこのブログで紹介します。
そもそもエボラウイルスとは何か。
エボラウイルスが最初に見つかったのは、1976年のアフリカです。男性が急に高熱や腹痛を訴えました。最後には身体中から出血し、多臓器不全を起こしたあと、死亡しました。
のちにこれがエボラウイルスによるものだと判明しました。
発生源の川の名前から「エボラスーダン」「エボラザイール」と呼ばれるようになり、今日ではいろんな分類がなされています。
しかしながら、どうやってこの男性は感染したのでしょうか。
いろいろと説はあるみたいですが、実のところ、全くもって謎なのです。
コウモリやサルを媒介とするとは言われていますが、発生源や一体どこからきたものなのかは不明です。
ちなみにこのウイルスは、レトロウイルスと呼ばれ、太古の昔から存在しているウイルスだそうです。触れなければただの化石、ようは仮死状態のようなものです。
しかし、その仮死状態のウイルスに何かが触れた瞬間、ウイルスは発動し、増殖を始めるのです。
人間や動物は交尾によって繁殖し、植物は受粉することによる繁殖しますが、ウイルスの場合は他の生物の細胞を利用して自分と同じ個体をコピーすることで増殖します。
エボラウイルスはこの増殖、つまり感染が異常に早いのです。
こいつは増殖するために感染対象のタンパク質を食べ続けます。
しかも臓器や生殖器を中心に。
感染者が生きる、あるいは繁殖するために必要な部分から破壊し、感染者のタンパク質を喰らい尽くすわけです。
そして、最後には、身体中の粘膜から血という血を吹き出し、死ぬんです。
めっちゃ怖いでしょ!!!!!
感染したらほぼ死ぬ。
エボラウイルスが原因となるエボラ出血熱の致死率はなんと50%〜90%です。
一度感染したらほぼ死ぬんですよ。
これだけでも恐ろしいですよね。
しかも、現時点でエボラウイルスに効くワクチンは無いんです。
一時期報道されていたエボラの特効薬なんて、
「いろんな薬を適当に投与したらたまたま効果があったけど、どれかよくわからん」
ってレベルですからね。
つまり明確な治療法がないんですよ。
医療行為はほとんど効かず、ただ地獄の苦しみに耐えるしかないのです。
感染して仮に生き残ったとしても内臓や生殖器はボロボロです。
ちなみにgoogleの画像検索で感染者の写真を見てみると分かりますが、
絶対感染したくないなって思うぐらいトラウマレベルです。
感染経路がえげつない。
また、感染経路ですが、感染者の嘔吐物、血、肉、唾液、粘液、排泄物、汗、涙、母乳、精液などから感染します。
感染者の治療に当たっている医師や看護師が感染し、全滅するという事例もあったようです。
ただ、前述の通りエボラウイルスは感染スピードが異常に早いので、その地域にいる人々が全滅してしまったらウイルスの感染と拡散も終了するので、パンデミックは終息します。
要するに終わるまで待つほかないというわけです。
恐ろしすぎる・・・
まとめ
ヤバい。
みなさんもエボラウイルスの恐怖を布教してください。
そして、日本にエボラウイルスが入ってこないように祈りましょう。
読んでくださってありがとうございました。