トップページ社会ニュース一覧偽ブランド品など輸入差し止め件数 6年ぶり減少
ニュース詳細

偽ブランド品など輸入差し止め件数 6年ぶり減少
3月6日 5時08分

偽ブランド品など輸入差し止め件数 6年ぶり減少
k10010433041_201603060506_201603060507.mp4
去年1年間に全国の税関が偽ブランド品などとして国内への輸入を差し止めた件数は、2万9000件余りと6年ぶりに前の年を下回り、財務省では輸入元の大半を占める中国経済の減速も影響しているのではないかとみています。
財務省によりますと、去年1年間に全国の税関が偽ブランド品などとして輸入を差し止めた件数は2万9274件でした。これは、過去最多だったおととしよりも2700件余り、率にして8.7%減少し、6年ぶりに前の年を下回りました。
内訳を見ますと、財布やハンドバッグなどの「バッグ類」が1万1463件と最も多く、次いでジャケットやシャツなどの「衣類」が4610件、スニーカーなどの「靴類」が3875件などとなっています。
このほか、医薬品や自動車部品といった健康や安全に関わる偽ブランド品などが増えているということで、財務省知的財産調査室の米山徹明室長は「強度が不十分だったり不純物が混じっていたりして健康や安全を脅かすものが増えているので、税関での取締りをより強化していきたい」と話しています。
去年、輸入を差し止めた品物の輸入元は、中国が91%と大半を占めていて、財務省では、今回件数が減ったのは経済の減速で中国国内での生産活動が鈍化したことも影響しているのではないかとみています。

関連ニュース

k10010433041000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ