2016年3月5日19時56分
兵庫県加古川市の川で昨年12月、大阪府吹田市のアルバイト店員大山真白(ましろ)さん(当時20)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕されたアルバイト礒野和晃容疑者(21)=加古川市東神吉町砂部=が「『お金を増やしてあげる』とうそをつき、約100万円を持って来させた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、大山さんは昨年12月6日までの数日間で計約100万円を自分の口座から引き出しており、翌7日未明に加古川市内で殺害されたとみられる。礒野容疑者は「約100万円を受け取った後に殺害した」「あらかじめ自宅から持ち出したハンマーで殴った」と供述。県警は現金を持って来させて殺害する計画だったとの見方を強め、詳しい経緯を捜査している。
大山さんは元交際相手の男性に約20万円を貸しており、知人から昨年夏に「取り立て役」として紹介されたのが礒野容疑者だった。礒野容疑者は「ハンマーは血のついたコートやかばんとともに下流に捨てた」と説明しているが、いずれも見つかっていない。
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朝日新聞社会部
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