2016年3月5日20時25分
妻の失業給付金を不正受給したとして、福岡県警は5日、ハローワーク福岡東の雇用保険適用課長武石博容疑者(59)=国家公務員法違反罪で起訴=を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。容疑をおおむね認めているという。福岡労働局は同日、会見を開き、不正を見抜けなかったと謝罪した。
捜査2課によると、武石容疑者は2011年11月ごろ、自己都合で離職した妻(50代)の失業給付金を不正に多く受給するため、当時雇用保険課長として勤めていたハローワーク福岡西に対し、福岡西管外だった住所を管内に変更したように見せかける住所変更届や、自己都合の離職を会社都合とする虚偽の申立書を提出し、12年1~6月、6回にわたって現金計約35万円をだまし取った疑いがある。
再逮捕を受けて記者会見した福岡労働局の山口宏之総務部長によると、提出された文書は巧妙に処理されており、虚偽だと見抜けなかったという。山口部長は「職員の再逮捕という事態を招いたことは極めて遺憾。国民の皆様にご迷惑をかけたことをおわびします」と話した。
武石容疑者は14年6~12月、雇用保険の被保険者10人の保険資格取得日などの情報を印字し、6回にわたり知り合いの社会保険労務士に渡して職務上知り得た秘密を漏らしたとされる。
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朝日新聞社会部
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