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2011年12月08日
支持線・抵抗線を極める その一
今回から支持線・抵抗線の引き方を最近のチャートを使って研究していきます。下の画像をクリックして拡大してください。12月1日のユーロ・ドルです。ちなみに私は主にユーロ・ドルで取引するのですが、ポンドのように乱高下が少ないというメリットを利用しているからです。これは、支持線・抵抗線での機能やトレンドライン、その他のプライスアクショントレードの視点から、ユーロ・ドルが概ね安定性があるという理由です。わかりやすいのはマイナー通貨の場合ですね。取引量が少ない通貨などはチャート上でのプライスアクションはかなりランダムになっています。

両サイド一番端の縦のラインはその日の初めと終わりを示しています。15分足チャートです。支持線と抵抗線はその日の動きが始まってから引いたものです。特に前日の注目のヒゲを意識したものではありません。
支持線から見ていきます。最初のピタリ賞(1pip前後の許容範囲)での反発は、単に少し前のロウソクの安値と一致したレベルというだけで、そこでエントリーという意味でラインを引いてありません。その箇所で反発するだろうという予測の根拠が無いからです。単に観察していて、その箇所から反発があっただけのことで、その後にラインを引きました。難しくありませんね。ただし、2回目のピタリ賞はエントリー候補です。
支持線をだいぶ下抜けした許容範囲の箇所を見てください。まだ5pips程の下抜けですので、チャンスだと考えて良いのです。エントリーの候補になります。ただし、下ぬけした事実があるので、じっくりと反発していくのを見てからのエントリーが必要です。
今度は抵抗線です。このラインはどうやって引いたかというと、支持線同様に、その日の最初の高値に注目しただけです。ちょうど良い長さのヒゲがありますし、簡単にラインを引けます。抵抗線での許容範囲をみると、ここから上抜けの高値更新ですから上昇トレンドを意識します。とはいっても、わずか5pips程抜けただけですのでその時点では順張りのロングを取りません。「ラインを抜けても待つ」手堅いトレーダーとして鉄則です。そのラインに再び近づいたかと思うと、ピタリ賞で反発。下の支持線を下抜けして最安値をつけました。利益獲得ポイントとしては、支持線辺りを下限と考えて良いです。
1日は結局この2つのラインだけで相場の動きがわかる感じでした。ただし、きれいな斜線のトレンドが出ていないので順張りトレーダーにとっては利益が少なかった人も多いはずです。真ん中の様子見ゾーンに入った場合は無理をせずに様子見すると失敗トレードを防げます。このゾーンを様子見する根拠は、2つのラインです。このライン付近で頻繁に反発している、このライン付近が転換ポイントになっていることを見抜く必要もあります。
次回に続きます。
~追加コメント~
このシリーズはプライスアクションオンリーの手法でデイトレード用です。このブログでシリーズ化された記事の中でも質の高いものです。
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支持線から見ていきます。最初のピタリ賞(1pip前後の許容範囲)での反発は、単に少し前のロウソクの安値と一致したレベルというだけで、そこでエントリーという意味でラインを引いてありません。その箇所で反発するだろうという予測の根拠が無いからです。単に観察していて、その箇所から反発があっただけのことで、その後にラインを引きました。難しくありませんね。ただし、2回目のピタリ賞はエントリー候補です。
支持線をだいぶ下抜けした許容範囲の箇所を見てください。まだ5pips程の下抜けですので、チャンスだと考えて良いのです。エントリーの候補になります。ただし、下ぬけした事実があるので、じっくりと反発していくのを見てからのエントリーが必要です。
今度は抵抗線です。このラインはどうやって引いたかというと、支持線同様に、その日の最初の高値に注目しただけです。ちょうど良い長さのヒゲがありますし、簡単にラインを引けます。抵抗線での許容範囲をみると、ここから上抜けの高値更新ですから上昇トレンドを意識します。とはいっても、わずか5pips程抜けただけですのでその時点では順張りのロングを取りません。「ラインを抜けても待つ」手堅いトレーダーとして鉄則です。そのラインに再び近づいたかと思うと、ピタリ賞で反発。下の支持線を下抜けして最安値をつけました。利益獲得ポイントとしては、支持線辺りを下限と考えて良いです。
1日は結局この2つのラインだけで相場の動きがわかる感じでした。ただし、きれいな斜線のトレンドが出ていないので順張りトレーダーにとっては利益が少なかった人も多いはずです。真ん中の様子見ゾーンに入った場合は無理をせずに様子見すると失敗トレードを防げます。このゾーンを様子見する根拠は、2つのラインです。このライン付近で頻繁に反発している、このライン付近が転換ポイントになっていることを見抜く必要もあります。
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2011年12月07日
機能しそうな支持線・抵抗線を狙って逆張り
見ている時間軸によって支持線・抵抗線の数が違いますが、確率を重視するなら15分足チャートかそれよりも上の時間軸で見たほうが概ね良いです。その理由は、自然にラインが絞られるのと、より上か下の方にラインが位置しているので反発する可能性が高くなるからです。
実際には1分足チャートでも反発する箇所はたくさんありますが、それ以上に全く無意味なラインも増えてくるので確率はとても低く、むしろ1分足チャートで支持線・抵抗線を引くのは無駄になっています。5分足チャートでも結構な数の支持線・抵抗線が引けますが、じっくり見極めないとトータルで負けるかもしれません。支持線・抵抗線による反発ポイントがわかるなら、その箇所で逆張りを仕掛ければ良いのですが、機能するラインは全くランダムのように見えるかもしれません。
トレンドラインを引くときのように(過去記事参照)、ある程度絞ってやれば確率もあがりそうですね。つまり、全てのラインで仕掛けるのではなく、使えそうなものを選ぶという事です。そういう視点を持たずに、反発するかしないかは全て結果論だろうと安易に考えているからラインを引くことを怠ったりするのです。もちろん全ての相場の動きに理由を見つける事は不可能ですが、ある程度予測できる箇所は毎日のようにチャートに出ています。今回は幾つかのヒントを紹介します。
支持線・抵抗線は一般的にとても簡単で比較的誰もが同じラインを引くことが可能です。ということは、集団心理が働きやすいので、トレンドラインでの反発よりも確率が高いことを意味します。
まずはラインの引き方からおさらいです。*15分足チャートか1時間足チャートを主に使います。
ロウソクのヒゲに注目する
ヒゲの先にラインを引くことが基本ですが、短いヒゲだと参考にならない場合が殆どです。深く考えずに、目立っているヒゲに沿ってラインを引きます。同じヒゲのあるロウソクの箇所でも、毛抜きパターンになっているレベルはさらに重要です。
2回~3回反発している箇所に注目
ヒゲつきのロウソクが数箇所同じレベルで反発しているなら重要なラインとなります。もちろん、この段階ではまだ候補ですが、とりあえずラインを引いておきます。
ラインを引き終わったら、じっくり検証してみてください。機能しているラインが必ずあるはずです。そして機能していないラインはそれ以上にありますね。ところで、僅か5pips程の差でラインが機能していた箇所はいくつありますか?届かなかったものやラインを超えたものを含めると結構ありますね。実は、これらのラインは機能していたとみなすべきなのです。許容範囲として捉えて下さい。ただし、ラインに届かなかったものはエントリー不可能ですので残念ながらそれらはトレードできる箇所としては数えません。*これが理由で支持線・抵抗線の半分以上が使えないラインになっています。
検証タイム
ラインを抜けても5pips前後の許容範囲を考慮して逆張りするとどうなるか検証してみてください。(損切りは5pipsとし10pips以上を狙う)この時のエントリー方法にもちょっと工夫して、ラインタッチで逆張りではなく、ラインで反発するのを確認してからエントリーします。或いは5pips抜けの後の反発でエントリーです。これは見ている通貨によって少し違ってきますが、マイナー通貨ペア以外だと機能する支持線・抵抗線は毎日3~4つあると思います。
機能しなかった理由を考えてみる
まず当然なのが、経済指標やサプライズニュースなどの材料があった時です。モメンタムの強さも関係しますが、そういう場合は支持線・抵抗線は機能しない事が多いですね。実はこれは裏を返せば、普通にプライスアクションだけで相場が動いていると目立っている支持線・抵抗線では高確率で反発することを意味します。抜けていくのは何らかの大きなファンダメンタルズの材料があるからで、そうでないなら支持線・抵抗線はその名の通りに機能します。
ある一定のパターン
割と確率高めのプライスアクションがあります。これはまだ紹介していないものですが、プライスフォーメーションのようなもので、あるパターンが見られる時に反発します。ただし、プライスフォーメーションではライン抜けのパターンだけであって、ダブルトップやダブルボトムなども同じです。つまり、これらは順張り用ですね。
NYボックストレード
NYボックスの手法でトレードしていなくても知っている人は多いはずです。あの手法のロジックはとてもシンプルで、NY市場のモメンタムを利用しただけの順張り手法です。かなり雑ですが、それなりの根拠はあります。そして、この手法のロジックの中にヒントがあります。ボックスはラインですが、水平線はどこにあるのか考えてみてください。この手法でそれらはどうやって使うかがヒントです。
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実際には1分足チャートでも反発する箇所はたくさんありますが、それ以上に全く無意味なラインも増えてくるので確率はとても低く、むしろ1分足チャートで支持線・抵抗線を引くのは無駄になっています。5分足チャートでも結構な数の支持線・抵抗線が引けますが、じっくり見極めないとトータルで負けるかもしれません。支持線・抵抗線による反発ポイントがわかるなら、その箇所で逆張りを仕掛ければ良いのですが、機能するラインは全くランダムのように見えるかもしれません。
トレンドラインを引くときのように(過去記事参照)、ある程度絞ってやれば確率もあがりそうですね。つまり、全てのラインで仕掛けるのではなく、使えそうなものを選ぶという事です。そういう視点を持たずに、反発するかしないかは全て結果論だろうと安易に考えているからラインを引くことを怠ったりするのです。もちろん全ての相場の動きに理由を見つける事は不可能ですが、ある程度予測できる箇所は毎日のようにチャートに出ています。今回は幾つかのヒントを紹介します。
支持線・抵抗線は一般的にとても簡単で比較的誰もが同じラインを引くことが可能です。ということは、集団心理が働きやすいので、トレンドラインでの反発よりも確率が高いことを意味します。
まずはラインの引き方からおさらいです。*15分足チャートか1時間足チャートを主に使います。
ロウソクのヒゲに注目する
ヒゲの先にラインを引くことが基本ですが、短いヒゲだと参考にならない場合が殆どです。深く考えずに、目立っているヒゲに沿ってラインを引きます。同じヒゲのあるロウソクの箇所でも、毛抜きパターンになっているレベルはさらに重要です。
2回~3回反発している箇所に注目
ヒゲつきのロウソクが数箇所同じレベルで反発しているなら重要なラインとなります。もちろん、この段階ではまだ候補ですが、とりあえずラインを引いておきます。
ラインを引き終わったら、じっくり検証してみてください。機能しているラインが必ずあるはずです。そして機能していないラインはそれ以上にありますね。ところで、僅か5pips程の差でラインが機能していた箇所はいくつありますか?届かなかったものやラインを超えたものを含めると結構ありますね。実は、これらのラインは機能していたとみなすべきなのです。許容範囲として捉えて下さい。ただし、ラインに届かなかったものはエントリー不可能ですので残念ながらそれらはトレードできる箇所としては数えません。*これが理由で支持線・抵抗線の半分以上が使えないラインになっています。
検証タイム
ラインを抜けても5pips前後の許容範囲を考慮して逆張りするとどうなるか検証してみてください。(損切りは5pipsとし10pips以上を狙う)この時のエントリー方法にもちょっと工夫して、ラインタッチで逆張りではなく、ラインで反発するのを確認してからエントリーします。或いは5pips抜けの後の反発でエントリーです。これは見ている通貨によって少し違ってきますが、マイナー通貨ペア以外だと機能する支持線・抵抗線は毎日3~4つあると思います。
機能しなかった理由を考えてみる
まず当然なのが、経済指標やサプライズニュースなどの材料があった時です。モメンタムの強さも関係しますが、そういう場合は支持線・抵抗線は機能しない事が多いですね。実はこれは裏を返せば、普通にプライスアクションだけで相場が動いていると目立っている支持線・抵抗線では高確率で反発することを意味します。抜けていくのは何らかの大きなファンダメンタルズの材料があるからで、そうでないなら支持線・抵抗線はその名の通りに機能します。
ある一定のパターン
割と確率高めのプライスアクションがあります。これはまだ紹介していないものですが、プライスフォーメーションのようなもので、あるパターンが見られる時に反発します。ただし、プライスフォーメーションではライン抜けのパターンだけであって、ダブルトップやダブルボトムなども同じです。つまり、これらは順張り用ですね。
NYボックストレード
NYボックスの手法でトレードしていなくても知っている人は多いはずです。あの手法のロジックはとてもシンプルで、NY市場のモメンタムを利用しただけの順張り手法です。かなり雑ですが、それなりの根拠はあります。そして、この手法のロジックの中にヒントがあります。ボックスはラインですが、水平線はどこにあるのか考えてみてください。この手法でそれらはどうやって使うかがヒントです。
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