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2012年03月01日
価格はこう動く!プライスアクション完結編 その3
前回の記事の続きです。
このシリーズで紹介している手法はラインを引くことも必要がないほどです。何故ならライン際のプレーのトレードではなく、むしろ漠然としたサポートゾーン・レジスタンスゾーンとして捉えているからです。逆に言えばこの部分が唯一の欠点となる可能性がありますが、捉え方自体はそれほど間違っていません。一目均衡表の雲が支持線・抵抗線をゾーンとして捉えるのと似ています。要するに境界線を引けるほど正確に相場を読むことは不可能に近いからです。

つい先日のユーロ・ドルのチャートからです。黄色の水平線はレンジ場を一種のゾーンとして引いてあります。1時間足チャートですので、レンジ場が数時間以上にわたって続いている事が分かりますね。そしてレンジ場ブレイクになって急上昇しました。最高値をつけた後は下落が続いています。トレンドの終わりを予感させる動きですが、先ほどマーケットが判断したレベルに戻ろうとしています。そのレベルとは、ユーロが安すぎるというマーケットの判断です。それが理由でレンジ場から上昇したのですが、再びそのレベルにもどるとどうなるか?

1時間足チャートですので、一本のロウソクが1時間を示していて上昇や下落が数時間以上続いていることになります。私独自の判断ですが、このようなトレンドは比較的大きめであると定義しています。レンジ場のゾーンに来たら反発して再び上昇しました。これがこのシリーズで紹介しているパターンです。エントリーの殆どはゾーンの真ん中辺りが確率高めです。エントリーに関してもSamは反発を確認してからエントリーするように教えています。まだそのゾーンで買いの勢いがあるかどうかを確かめるという作業が必要になります。
そのゾーンの真ん中辺りで買いのポジションを取ったとすると、今度はどこまでポジションをキープするかが気になるところです。もちろん最大の利益を望んだ場合は高値付近になりますね。

拡大して見て下さい。最高値を試して再び下落しました。再び先ほどのレンジ場ゾーンに戻りましたが今度はそのまま下に行きます。これはマーケットの買いの勢いがなくなったことを意味しています。このパターンのエントリーではだいたい1回の反発しかないと覚えおいた方が良さそうです。Samも特に何回もそこでエントリーできるとは言っていません。ちなみに今日のユーロ・ドルではそのままプライスアクションどおりに動くならやや下落がまだ続きそうな感じです。何故なら画像からも分かるようにネックラインを超えたからです。ファンダメンタルズのサプライズがないなら下落がもう少し続くと私は予測します。
次回に続きます。^^
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このシリーズで紹介している手法はラインを引くことも必要がないほどです。何故ならライン際のプレーのトレードではなく、むしろ漠然としたサポートゾーン・レジスタンスゾーンとして捉えているからです。逆に言えばこの部分が唯一の欠点となる可能性がありますが、捉え方自体はそれほど間違っていません。一目均衡表の雲が支持線・抵抗線をゾーンとして捉えるのと似ています。要するに境界線を引けるほど正確に相場を読むことは不可能に近いからです。
つい先日のユーロ・ドルのチャートからです。黄色の水平線はレンジ場を一種のゾーンとして引いてあります。1時間足チャートですので、レンジ場が数時間以上にわたって続いている事が分かりますね。そしてレンジ場ブレイクになって急上昇しました。最高値をつけた後は下落が続いています。トレンドの終わりを予感させる動きですが、先ほどマーケットが判断したレベルに戻ろうとしています。そのレベルとは、ユーロが安すぎるというマーケットの判断です。それが理由でレンジ場から上昇したのですが、再びそのレベルにもどるとどうなるか?
1時間足チャートですので、一本のロウソクが1時間を示していて上昇や下落が数時間以上続いていることになります。私独自の判断ですが、このようなトレンドは比較的大きめであると定義しています。レンジ場のゾーンに来たら反発して再び上昇しました。これがこのシリーズで紹介しているパターンです。エントリーの殆どはゾーンの真ん中辺りが確率高めです。エントリーに関してもSamは反発を確認してからエントリーするように教えています。まだそのゾーンで買いの勢いがあるかどうかを確かめるという作業が必要になります。
そのゾーンの真ん中辺りで買いのポジションを取ったとすると、今度はどこまでポジションをキープするかが気になるところです。もちろん最大の利益を望んだ場合は高値付近になりますね。
拡大して見て下さい。最高値を試して再び下落しました。再び先ほどのレンジ場ゾーンに戻りましたが今度はそのまま下に行きます。これはマーケットの買いの勢いがなくなったことを意味しています。このパターンのエントリーではだいたい1回の反発しかないと覚えおいた方が良さそうです。Samも特に何回もそこでエントリーできるとは言っていません。ちなみに今日のユーロ・ドルではそのままプライスアクションどおりに動くならやや下落がまだ続きそうな感じです。何故なら画像からも分かるようにネックラインを超えたからです。ファンダメンタルズのサプライズがないなら下落がもう少し続くと私は予測します。
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タグ :プライスアクション
2012年02月28日
価格はこう動く!プライスアクション完結編 その2
*All the contribution and credit in this article go to Sam Seiden. Check out his webinars and articles found in fxstreet.com and other related websites. The article below is solely for an introduction purpose of what he has been teaching millions of traders all over the world through the Internet.

上の画像は彼が教えているwebinarsの一つで用いられたものです。英語ですが訳して説明したいと思います。
Supplyは御存知のとおり供給です。Demandは需要です。或いは売りと買いという表現でも同じ意味を持っています。ですから売りの勢力や買いの勢力という表現がしっくりとくる人もいるかもしれません。彼はこの画像中のパターンから一つの理論を展開しています。
まず横ばいのレンジ場は両方の勢力が均衡状態にあるので方向性がないというものです。このレンジ場の間にある程度買いが入ってもすぐに売られてしまい、ある程度売られると今度は買いが強くなって元のレートに戻るという「価格の動きがゼロ」という状況です。その様な状況から一変していきなり売りの展開になったとすると、何故そうなったのかチャート上から読み取れるものを考えてみてください。
画像中の英語(クエスチョンマークの文のみ)を日本語にしてみました。

画像を見ながらこれらの質問に答えられるか試してみて下さい。^^ 幾つかの答えがありそうですが、Samが強調しているのは単に「売り・買いの勢力が強くなったから」という事実だけです。これは均衡していた状態のレンジ場と比較して捉えています。つまり均衡した状態=バランスの取れた状態から一転してバランスが崩れた時にトレンドが起こるという捉え方をしています。特に難しい解釈ではないですね。
そしてバランスが崩れた箇所に注目するという視点が必要ですが、これはちょうどトレンドを確認する作業と同じです。もちろん誰もがそのトレンドの初動をどうにかして予測できないかと必死にインジケーターなどをいじってみますが、そういった苦労の必要はないというのがSamの見方です。トレンドの初動に乗れれば良いのですが、それよりもトレンドになるのを単に待つというやり方です。これなら誰でもできますね。そしてトレンドが起こるのを見ていて「もう遅い!」と考える必要もありません。
~余談~
この考えの背景にはやはりレンジ場からのトレンド発生のパターンは高確率でそのトレンド方向に価格が動くという理由があるからでしょう。Samは特にこの部分には触れてはいないものの、この種のパターンでトレードするように薦めています。私も経験上から言うと、レンジ場からのブレイクアウトでトレンドになるパターンは強めのトレンドになる傾向があるようです。レンジ場からのブレイクはもう過去記事で何度か書いていますね。^^
画像に戻ります。売りの勢力が出る少し前は均衡した状態であるのを確認してください。迷いの動きから一転していきなり大きな陰線(画像では赤のロウソク)が連続して出ています。見る時間軸にもよりますが、こういった動きは少なくともトレンドの初動かトレンドそのものであると認識できます。この大きな動きに乗りたいものの、その部分での順張り波乗りはむしろ難しい場合があります。この手法ではレンジ場ブレイクという手法すら使いません。(ちなみに私ならレンジ場ブレイクでのエントリーもします)ひたすらレンジ場からのブレイクを待つだけです。そしてその後の展開からあるパターンを見出します。
画像中の急な下落の後に迷いの動きがありますね。そして今度も急に価格が上昇して緑の陽線が出ました。この場合、「迷い」はレンジ場の動きと同じと考えて下さい。つまり2回目のブレイクという解釈です。
レンジ場>ブレイクアウト(下落)>レンジ場>ブレイクアウト(上昇)
さて、ここから彼独特の理論が入ります。まず、レンジ場から下落するのは供給である売りの勢力が強くなったからという解釈です。その箇所から売りが強くなったという事実はチャートから読み取れますし、この時にファンダメンタルズ的にどうこう難しく説明する必要はありません。はっきりしている事は、その時のその価格は高すぎるというマーケットの判断があったという事実です。ところが売りの勢力もいずれ落ち着きます。つまり下落トレンドの終わりですね。そうなるとレンジ場に入る傾向をチャートで確認できると思います。ボリバン用語ならスクイーズ>エクスパンション>スクイーズというパターンです。
画像中に一旦落ち着いた下落から一転して今度は上昇になっていますが、ここでちょっと考えて見て下さい。先ほど下落になったばかりのレートのレベルは、マーケットの判断によると高すぎるという解釈でした。その箇所に差し掛かった時に価格はどうなるかという事です。画像中で確認できますが、その箇所に近づいたと思ったら急落していますね。そしてこれがこの手法で覚えておきたいパターンです。^^ この部分を普通に単純に捉えて下さい。レンジ場の均衡が破れて売りの勢力が強くなった箇所に再びレートが戻るとどうなるかです。
1.レンジ場の状況からマーケットによると高いと判断されたレート
2.売りの勢力が出た箇所(下落トレンドの始まり)
3.レートが再びその付近に戻るとどうなるかを予測
次回に続きます。^^
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上の画像は彼が教えているwebinarsの一つで用いられたものです。英語ですが訳して説明したいと思います。
Supplyは御存知のとおり供給です。Demandは需要です。或いは売りと買いという表現でも同じ意味を持っています。ですから売りの勢力や買いの勢力という表現がしっくりとくる人もいるかもしれません。彼はこの画像中のパターンから一つの理論を展開しています。
まず横ばいのレンジ場は両方の勢力が均衡状態にあるので方向性がないというものです。このレンジ場の間にある程度買いが入ってもすぐに売られてしまい、ある程度売られると今度は買いが強くなって元のレートに戻るという「価格の動きがゼロ」という状況です。その様な状況から一変していきなり売りの展開になったとすると、何故そうなったのかチャート上から読み取れるものを考えてみてください。
画像中の英語(クエスチョンマークの文のみ)を日本語にしてみました。
画像を見ながらこれらの質問に答えられるか試してみて下さい。^^ 幾つかの答えがありそうですが、Samが強調しているのは単に「売り・買いの勢力が強くなったから」という事実だけです。これは均衡していた状態のレンジ場と比較して捉えています。つまり均衡した状態=バランスの取れた状態から一転してバランスが崩れた時にトレンドが起こるという捉え方をしています。特に難しい解釈ではないですね。
そしてバランスが崩れた箇所に注目するという視点が必要ですが、これはちょうどトレンドを確認する作業と同じです。もちろん誰もがそのトレンドの初動をどうにかして予測できないかと必死にインジケーターなどをいじってみますが、そういった苦労の必要はないというのがSamの見方です。トレンドの初動に乗れれば良いのですが、それよりもトレンドになるのを単に待つというやり方です。これなら誰でもできますね。そしてトレンドが起こるのを見ていて「もう遅い!」と考える必要もありません。
~余談~
この考えの背景にはやはりレンジ場からのトレンド発生のパターンは高確率でそのトレンド方向に価格が動くという理由があるからでしょう。Samは特にこの部分には触れてはいないものの、この種のパターンでトレードするように薦めています。私も経験上から言うと、レンジ場からのブレイクアウトでトレンドになるパターンは強めのトレンドになる傾向があるようです。レンジ場からのブレイクはもう過去記事で何度か書いていますね。^^
画像に戻ります。売りの勢力が出る少し前は均衡した状態であるのを確認してください。迷いの動きから一転していきなり大きな陰線(画像では赤のロウソク)が連続して出ています。見る時間軸にもよりますが、こういった動きは少なくともトレンドの初動かトレンドそのものであると認識できます。この大きな動きに乗りたいものの、その部分での順張り波乗りはむしろ難しい場合があります。この手法ではレンジ場ブレイクという手法すら使いません。(ちなみに私ならレンジ場ブレイクでのエントリーもします)ひたすらレンジ場からのブレイクを待つだけです。そしてその後の展開からあるパターンを見出します。
画像中の急な下落の後に迷いの動きがありますね。そして今度も急に価格が上昇して緑の陽線が出ました。この場合、「迷い」はレンジ場の動きと同じと考えて下さい。つまり2回目のブレイクという解釈です。
レンジ場>ブレイクアウト(下落)>レンジ場>ブレイクアウト(上昇)
さて、ここから彼独特の理論が入ります。まず、レンジ場から下落するのは供給である売りの勢力が強くなったからという解釈です。その箇所から売りが強くなったという事実はチャートから読み取れますし、この時にファンダメンタルズ的にどうこう難しく説明する必要はありません。はっきりしている事は、その時のその価格は高すぎるというマーケットの判断があったという事実です。ところが売りの勢力もいずれ落ち着きます。つまり下落トレンドの終わりですね。そうなるとレンジ場に入る傾向をチャートで確認できると思います。ボリバン用語ならスクイーズ>エクスパンション>スクイーズというパターンです。
画像中に一旦落ち着いた下落から一転して今度は上昇になっていますが、ここでちょっと考えて見て下さい。先ほど下落になったばかりのレートのレベルは、マーケットの判断によると高すぎるという解釈でした。その箇所に差し掛かった時に価格はどうなるかという事です。画像中で確認できますが、その箇所に近づいたと思ったら急落していますね。そしてこれがこの手法で覚えておきたいパターンです。^^ この部分を普通に単純に捉えて下さい。レンジ場の均衡が破れて売りの勢力が強くなった箇所に再びレートが戻るとどうなるかです。
1.レンジ場の状況からマーケットによると高いと判断されたレート
2.売りの勢力が出た箇所(下落トレンドの始まり)
3.レートが再びその付近に戻るとどうなるかを予測
次回に続きます。^^
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