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【プロ野球】

メッセ、大丈V 2年連続開幕投手が決定的

2016年3月5日 紙面から

◇オープン戦 阪神3−3ソフトバンク

ソフトバンク−阪神 4イニングを2失点に抑えた阪神先発のメッセンジャーはベンチでVサイン?をする=ヤフオクドームで(田中太一撮影)

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 ソフトバンクの柳田がオープン戦1号2ラン、2号ソロと2打席連続本塁打。5年連続で開幕投手となる摂津が4イニング2失点(自責点0)にまとめた。阪神は開幕候補のメッセンジャーが4イニング2失点。4年目の北條が適時打2本を放った。

      ◇

 「3・25」の竜封じへ死角なしだ。2年連続開幕投手が決定的な阪神のメッセンジャーがオープン戦初先発。4イニングを4安打2失点の結果に「感じは良かった。失投を捉えられたけど、全体的にしっかり投げられたと思う」と満足そうに振り返った。

 柳田に浮いた直球を左翼席へ運ばれたが、それ以外はほぼ完璧な内容だ。最速148キロの直球を軸にスライダー、フォーク、カーブを緩急自在に操った。51球の球数と毎回の6奪三振が、万全の仕上がりを物語る。

 「先発ではルーティンも変わってくる。先発として、しっかりできて良かったよ」

 博多入りした前夜は好物のとんこつラーメンで腹ごしらえ。本場の味に舌鼓をうち胃袋の調子もばっちりだ。圧巻の投球に「球自体良かった。心配なし」と金本監督をうならせた。

 阪神は公表こそしていないが、この日オープン戦に登板した中ではソフトバンク・摂津、楽天・則本の開幕投手が決まっている。3週間後への調整を考えれば、メッセンジャーに託す可能性は極めて高い。

 昨季は同じ京セラドーム大阪で6イニングを3失点。味方打線の奮起で敗戦投手は免れたが、悔しいマウンドだった。対中日戦は1勝1敗、防御率3・75。谷繁選手兼監督に現役最後の本塁打を打たれたのもメッセンジャーだ。今季は竜を倒す。そのためには初対戦が重要だ。3・25。気迫にみなぎったメッセンジャーがマウンドに立っている。

 

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