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2013年07月30日

買い下がり・売り上がりは有効か? その1

今回の記事はある方からのコメントがきっかけですが、新ネタとして読者の参加も絡めて進めて行こうと思います。コメントの方、お待ちしています。^^ 

さて、そのコメントの内容は買い下がり・売り上がりについての質問でした。これは逆走した時にポジションを取るナンピンと似ていますが、買い下がり・売り上がりは予め資金を分散して段階的にエントリーする事を前提としているので、最初のポジション取りからそういう計画に従って取引する点がナンピンと異なります。恐らくこの部分が決定的に違うと私は考えていますが、もし間違っていたら訂正の程お願いします。

逆走した後に更にポジションを取る行為は同じなのですが、通常のナンピンは、予定外の動きをしてマイナスになった場合に、その損失を減らす為にするもので計画性がありません。大きな損失を招きかねない方法ですので、初心者はもちろん、上級者でもタブーの行為と考えたほうが良いです。

買い下がり・売り上がりの有効性

まず最初に言っておきたいのは、ポジションをとってもそれが失敗なら損切りで対処するのが究極的な方法です。ところが、損切りした後に様子見していたら僅か10pips程の誤差でチャンスを逃してしまった、などという経験は良くあることと思います。ピンポイントで当てるような作業は至難の業でもありますし、許容範囲を考えてのエントリーでも時には更に数pipsの誤差もあったりします。これは逆張りを仕掛けたいような局面でよくあります。

私が最初に思いついたのは、逆張りのエントリーチャンスにおける買い下がり・売り上がりの仕掛けです。逆張りは成功率が低く、失敗はつき物と言っても良い程ですし、一回で成功するようなケースはあまりありません。だからといってよく考えずに適当に値ごろ感で逆張りエントリ-するなら失敗も多くなります。しかも、単純に買い下がり・売り上がりのワザを毎回の逆張りチャンスに使うという浅はかな考えでは危険な感じもします。

単純に段階を踏んでの枚数分散エントリーというものよりも、例えば、2つの抵抗線があった場合などは比較的安全といえます。最初の抵抗線で逆張りの売りポジションを取ったとします。この時の枚数は通常の半分の枚数にします。逆走後に2番目の抵抗線に差し掛かるなら、ここでも通常の半分の枚数でショートを取ります。ここで考えなければいけない事が一つあります。2つの抵抗線の距離です。大きく離れているなら損切りをした方がよっぽど良いわけです。損失は長くキープすればするほど危険が増します。精神的にも負担がありますし、迷いから変な判断で怪我も大きくなる可能性もありまし、そうなると計画的な攻めが台無しですね。恐らくらく買い下がり・売り上がりの仕掛けは二つの抵抗線の距離が短いとき限定の方法になりそうです。

上のような状況以外で買い下がり・売り上がりの仕掛けができるか考えて見てください。その他、この記事の内容に対する意見など、気軽にコメントして下さい。

  
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Posted by PipDealer at 13:24Comments(2)ロジック分析

2013年07月26日

機能しやすい支持線・抵抗線はあるのか? その2

前回の記事の続きです。

デイトレードでもプライスアクションの視点だけで、どの支持線・抵抗線が機能しやすいか見抜くこともできます。これは、プライスアクションがどの様に動いているかに注目すると見えてきます。

ケース1

最初のケースでは、ライン抜けです。「機能しにくいライン」と発想を変えてみていきます。一番簡単な例を挙げます。それはレンジ場からのブレイクです。レンジ場は高値・安値がそろっている箇所ですから、多くの反発がそれらのライン上であります。反発が多すぎるとラインはむしろ抜けやすくなりますので、これがプライスアクションの視点で考えるブレイクアウトのロジックになります。何度も壁にぶつかってそのレベルを試すプライスアクションがあるなら、その壁(ライン)は崩れてしまいます。過去記事にあるように、例え機能性の高い注目のラインでも4回目の反発はあまりありません。高値・安値がそろった箇所は抜けやすいので、その箇所にラインを引きます。

ケース2

反発しやすい適切な支持線・抵抗線の候補として、ボリバンのσ2付近で反発しているという条件を加えると良いのですが、これを逆手にとって抜けやすいラインを引きます。つまり、中途半端な位置にある反発ポイントです。できるだけミドルライン付近にある小さな反発ポイントは全て抜けやすくなっているはずです。このようなラインで順張りをすれば、勢いに乗れる箇所もあったりしますね。

ケース3

σ+2から急落したケースがあったとします。現在はミドルラインも割り始めました。ところが更に急展開で、ミドルラインの少し下から急上昇して再びσ+2まで戻ったとします。しかも、ロウソクもたった10本くらいでです。このようなケースは実際のチャートで見るとかなり極端な動きになっているものですが、この場合は反発期待で様子見します。急な展開があったわけですから、何らかの大きな理由があるに違いありません。買い手が手薄になってなんとなく仮天井になった場合とは違いますので、特に最初にそのレベルを試すのなら注目すべき箇所です。この場合のロジックは急展開になった高値・安値に対する最初の試しです。通常の高値・安値を試す動きよりも反発期待が大きくなります。

注意点が2つあります。再び高値・安値に戻るときも急展開になっている事です。時間をかけて徐々に戻っていくなら、特に間にレンジ場のような動きを挟んで再び直近の高値・安値に戻るなら反発よりも抜ける可能性が高くなっているからです。その様なプライスアクションなら全く別のケースになってしまいます。もう一つの注意点は、急に戻っていく時には新しいファンダメンタルズの材料がない事です。これは説明の必要はないですね。

*高値・安値が抜けるかどうかの問題として、午前中の高値・安値と午後に入ってからの動きは別物と考えてください。午後はヨーロッパ勢の動きの影響によりますので、午前中の動きがどうであったかは関係なく相場が動きます。しかも取引量が多くなるので、午前中の高値・安値はすぐに抜けてしまう傾向があります。但し、午後のプライスアクションでも、そのトレンドの初動が午前中の高値よりもかなり遠く離れていて、そこから午前中の高値に迫った時などは、一旦は午前中の高値で反発するようです。


ラインを抜けるという事を最初から考えてラインを引くと、もはや支持線・抵抗線ではないのですが、とにかく発想を変えてヒントを考えました。抜けやすい箇所に視点を置いています。ケース3ではプライスアクションがどうなっているかによって反発・抜けになるという特殊なものを紹介しました。検証をして見てください。
  
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Posted by PipDealer at 17:37Comments(2)攻略ヒント