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中国 国防費は去年比7.6%増 軍備拡張継続3月5日 11時05分
中国政府は、ことしの予算案を5日明らかにし、国防費は去年より7.6%、金額にして日本円で1兆円余り増えて、16兆円以上と軍備拡張を続ける姿勢を示しました。
中国政府は5日開会の全人代=全国人民代表大会で審査される、ことしの予算案を明らかにしました。
このうち、ことしの国防費の予算は中央政府分だけで、去年と比べて7.6%増加し、9543億5400万人民元(およそ16兆7000億円)に上るということです。増加額は650億元ほどと、日本円で1兆1000億円を超える多額となっていて、軍備拡張を続ける姿勢を示しました。
ただ、1989年以降、ほぼ毎年2桁の伸びを記録してきた国防費の増加率は、ことしは2010年以来6年ぶりに10%を下回っており、減速する中国経済の状況を反映したものとみられます。
中国では発表される国防費は詳細が公表されておらず、中国が「自衛のため」だとして、軍事施設の建設を続けている南シナ海の人工島での滑走路などの整備費用が含まれているかどうかは、明らかになっていません。また、外国から調達している戦闘機の費用などは含まれていないとみられ、実際の国防費はさらに多いと指摘されており、国際社会からは透明性が不十分だという懸念の声も上がっています。
このうち、ことしの国防費の予算は中央政府分だけで、去年と比べて7.6%増加し、9543億5400万人民元(およそ16兆7000億円)に上るということです。増加額は650億元ほどと、日本円で1兆1000億円を超える多額となっていて、軍備拡張を続ける姿勢を示しました。
ただ、1989年以降、ほぼ毎年2桁の伸びを記録してきた国防費の増加率は、ことしは2010年以来6年ぶりに10%を下回っており、減速する中国経済の状況を反映したものとみられます。
中国では発表される国防費は詳細が公表されておらず、中国が「自衛のため」だとして、軍事施設の建設を続けている南シナ海の人工島での滑走路などの整備費用が含まれているかどうかは、明らかになっていません。また、外国から調達している戦闘機の費用などは含まれていないとみられ、実際の国防費はさらに多いと指摘されており、国際社会からは透明性が不十分だという懸念の声も上がっています。