みんながヴィトンのバッグを欲しがるから、ヴィトンの価値が上がる。
みんなが一番人気の男子と付き合いたいと思うから、一番人気になる。
誰も見向きしないブランドは、ブランドとしての価値が無いのと同じで、
だれからも付き合いたいと思われなければ、恋愛対象としては価値が無いのだ。
女子が求める要素、女子が欲しがっている要素、それを満たしている男がモテる。
高校生時代、僕は非モテであった、
それは女子が求める要素を持っていなかったからだ。
スポーツできない、勉強できない、
自意識過剰で女の子と会話できない、でもカッコだけはつけたがる、
趣味はパソコンでエロゲー。
これではモテない。
女子が男子に求める要素はなんだろうか、
女子から人気のある男子は一体なにを持っているのだろうか。
・ルックス
・雰囲気
・運動神経
・リーダーシップ
・ユーモア
・コミュニケーション能力
・権力
・金
ざっとあげるとこんなところだろうか、
モテる男は、こういったモテ要素の能力が高い。
ブランドで言えば品質が高いのだ。
だからみんなが欲しがって、女子が群がるのだ。
羨ましい限りだ。
こうしてモテる男だけがモテて、
その他の男子は女子から見向きもされない。
フランスの精神分析家のジャックラカンはこう言う。
「欲望は他者の欲望」
簡単に言うと、欲望は他者から貰うという事。
いま自分が持っている欲望は、もとから自分が持っていたわけではなく、
誰かから貰った欲望なのだ。
例えば、野球が大好きでプロ野球選手になりたいと思っている少年がいるとする、
実はその少年の父親が野球が好きで、
プロ野球選手になりたいと、かつて欲望していた、
少年は父親のプロ野球選手になりたいという欲望を、
いつの間にか自分のものとしていた。
「欲望は他者の欲望」はこのように他人の欲望をもらい自分の物にするという意味。
人が欲しいと思うものは、私も欲しいと思うようになるという事。
少女漫画から出てきたようなイケメンがいたとして、
一人の女の子があの人カッコイイ付き合いたい、
と欲望を持つと周りの友達も少なからずその欲望に感化されて、
じゃあ私も付き合いたい、となる。
こうして彼のブランド力は高まり、モテる。
一旦モテ始めると、みんな欲しがるから、あっという間に人気者になる。
モテスパイラルだ、
モテ男は竜巻のように女子に祭り上げられ、頂点に立つ。
逆はもちろん、非モテスパイラル、
こっちは自ら非モテのスパイラルに身を投じ、卑屈を極める。
ちくしょーやっぱイケメンがいいのか・・
どうせ俺なんて・・
と、卑屈になっていても、モテ要素が高くなるわけではない。
モテ要素を持たざる者はどうすればいいのだろうか。
「欲望は他者の欲望」を使いしかない。
人から欲せられる何かを極めるんだ、
あの人すげー、私もああなりたい、と思わせる事を極めるしかない。
そうすれば、少しずつモテるようになる。
いや、極めればモテスパイラルを巻き起こす事ができる。
ブログの世界だって、人気ブロガーと呼ばれる人は、やはり極めているのだ、
だからモテる。
でも何かを極めるって難しいな、
イバラの道だな。
昔からイバラの道、今もイバラの道、そしてこれからもイバラの道。
歩くたびに、足は血まみれになり、痛い痛いと半べそをかきながら前に進んでいくしかない。
モテ要素を持っている者は、
最初から高速道路をフェラーリで爆走しているようなものだろう。
チクショーやっぱり羨ましい・・