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難民の男児死亡 密航あっせんで実刑判決 トルコ3月5日 9時09分
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内戦が続くシリアからの難民を乗せたボートが沈没し、3歳の男の子が遺体となってトルコの浜辺で見つかった事故で、トルコの裁判所は、密航をあっせんしたとしてシリア人の男2人に対し禁錮4年2か月の実刑判決を言い渡しました。
トルコ沖の地中海で去年9月、シリアからの難民10人余りを乗せてギリシャに向かっていたボートが沈没し、3歳の男の子アイラン・クルディ君と5歳の兄、それに母親を含む5人が死亡しました。その際、トルコの浜辺で遺体となって見つかったアイラン君の写真が国際社会に衝撃を与え、これをきっかけに密航への対策を求める声が高まりました。
今回の事故の直後に、ボートが沈没する可能性を認識していながら密航をあっせんしたとして、シリア人の男2人がトルコ国内で逮捕され、トルコの裁判所は4日、この2人に対して禁錮4年2か月の実刑判決を言い渡しました。
内戦が続くシリアなどからヨーロッパへ向かう難民や移民は依然としてあとを絶たず、IOM=国際移住機関によりますと、ことしに入って地中海を渡ってヨーロッパにたどり着いた人は13万4000人を超えているほか、ボートが転覆するなどして418人が死亡しています。
今回の事故の直後に、ボートが沈没する可能性を認識していながら密航をあっせんしたとして、シリア人の男2人がトルコ国内で逮捕され、トルコの裁判所は4日、この2人に対して禁錮4年2か月の実刑判決を言い渡しました。
内戦が続くシリアなどからヨーロッパへ向かう難民や移民は依然としてあとを絶たず、IOM=国際移住機関によりますと、ことしに入って地中海を渡ってヨーロッパにたどり着いた人は13万4000人を超えているほか、ボートが転覆するなどして418人が死亡しています。