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中国 5年間の成長率目標は年平均6.5%以上3月5日 9時28分
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中国政府は、2020年までの5年間の経済成長率の目標を年平均6.5%以上として、去年までの5年間よりも引き下げる方針を明らかにしました。
これは5日から始まる全人代=全国人民代表大会の場で李克強首相が読み上げる政府活動報告の中に示されています。
それによりますと、中国政府は、2020年までの5年間の経済成長率について目標を示し、前回、去年までの5年間の年平均7%に対し、今回は年平均6.5%以上として、引き下げる方針を明らかにしました。
一方、ことしの経済成長率の目標は、7%程度としていた去年より引き下げ、6.5%から7%としました。
上限と下限を明示した目標設定は異例で、原油価格の下落や世界経済の回復の遅れなど先行きに不透明さが増していることなどを受けて、幅を持たせたという見方が出ています。
中国では不動産投資が冷え込み、鉄鋼や石炭といった重工業で生産が鈍るなど内需が弱いうえ、輸出の減少も重なり、去年の成長率は6.9%と25年ぶりの低い水準になりました。
習近平指導部は、成長の速度よりも質と効率性を重視する経済を目指すなか、ことしは過剰な生産能力や在庫を解消する構造改革を強力に進める方針を示していて、今回示された成長目標はこうした方針を反映したものとみられます。
それによりますと、中国政府は、2020年までの5年間の経済成長率について目標を示し、前回、去年までの5年間の年平均7%に対し、今回は年平均6.5%以上として、引き下げる方針を明らかにしました。
一方、ことしの経済成長率の目標は、7%程度としていた去年より引き下げ、6.5%から7%としました。
上限と下限を明示した目標設定は異例で、原油価格の下落や世界経済の回復の遅れなど先行きに不透明さが増していることなどを受けて、幅を持たせたという見方が出ています。
中国では不動産投資が冷え込み、鉄鋼や石炭といった重工業で生産が鈍るなど内需が弱いうえ、輸出の減少も重なり、去年の成長率は6.9%と25年ぶりの低い水準になりました。
習近平指導部は、成長の速度よりも質と効率性を重視する経済を目指すなか、ことしは過剰な生産能力や在庫を解消する構造改革を強力に進める方針を示していて、今回示された成長目標はこうした方針を反映したものとみられます。