小学生の頃、よっちゃんイカを食べたんだけどさ。赤くて酸っぱくてね。何でよっちゃんって名前なんだろうって思いながらも口にほうばり食べたっけ。
大人になった今もね、コンビニでよっちゃんイカを見かけるとさ。懐かしい気分になる。
もうね、自分にとってよっちゃんイカは思い出がつまってるからさ。今回はよっちゃんイカエピソードを話します。
※ホワイトデーのお返しによっちゃんイカを女子にあげたら殴られたとかの話ではありません。
小学生の頃はわんぱく坊主だったみたいでね。巨大へびを見つけて同級生と下水道に忍び込んだこともあるしさ。
マンションの入ってはいけない開かずの間に忍び込んだこともあるよ。暗闇で思いっきり足に釘が刺さった。
子供は風の子じゃないけどね。遊ぶのが仕事みたいなものだった。同級生のひとりがさ、沼でザリガニ釣れるという情報を持ってきてね。
じゃあザリガニ釣ろうよってなったんだよ。エサどうする? みたいな話になったんだけど、小学生だからお金をたくさん持っているわけじゃない。
よっちゃんイカで釣れるんじゃね? ってなってさ。よっちゃんイカをたこ糸で結びつけてね。
それを沼に投げ入れたんだよ。そしたらさ、ビビビって何者かがよっちゃんイカをつかんだ感触があったんだよ。
たこ糸を引っぱると赤い物体がいたよ。まさしくザリガニ。キングオブザリガニがいたんだ。
もうね、ザリガニってよっちゃんイカで釣れるんだなって思った。ザリガニの踊り釣りじゃないけどね。
もう何十匹もザリガニを釣ることができてさ。家にザリガニを持ち帰った時、さぞかし母親はびっくりしたかもしれない。
今にして思うと女性ってザリガニ好きな人あまりいないんじゃないかな?
タレントでカブト虫好きのカブトムシゆかりさんっているんだけど、好きがこうじて部屋に50匹ぐらいのカブト虫を飼っていたらしいからね。
あくまでそういうのはまれなケースだとしてさ。あぶないハサミを振り回すザリガニが苦手な女性は多いような気がする。
うちの父親は田舎育ちだからね。ザリガニをお湯で沸騰させて食べたのにはびっくりした。
レッドロブスターの味するよ、食べる? なんて言われたけど、さすがに食べることはできなかった。
さいごにこれだけは言わせて欲しい。よっちゃんイカでザリガニ釣れますよ。