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ハラル認証施設で加工 北海道産和牛をドバイでPR
3月2日 5時22分

北海道でイスラム教の戒律に従って加工された和牛の肉が、中東のドバイに初めて輸出され、現地の政府関係者や料理人などから高い評価を受けました。
北海道などはUAE=アラブ首長国連邦に牛肉を輸出しようと、「ハラル認証」を受けた道内の施設でイスラム教の戒律に従って加工した肉の試験的な輸出を行う事業を進めてきました。その結果、生産も加工も北海道で行われた黒毛和牛がUAEのドバイに初めて空輸され、1日、高級レストランで現地の政府関係者や流通業者などを招いて試食会が開かれました。
中東で評価が高い料理人がステーキとして人気が高い「ロイン」をはじめ、さまざまな部位を使った12品の特別メニューを用意し、招待客はフランク肉のたたきや、肩ばら肉を使ったコロッケなどを次々と試食しました。そして、メインのリブロースのステーキが出ると、笑顔を見せながら、和牛のうまみが詰まった肉の味わいを楽しんでいました。
UAEの男性は「和牛はドバイだけでなく、中東地域全体に需要があるし、高いポテンシャルを持っていると思う」と話していました。
北海道の食品の輸出拡大に取り組む「フード特区機構」の佐川泰隆事務局長は「ドバイの人たちに評価されてよかった。今後は安定した供給のために生産できるようにしていくことが課題だ」と話していました。

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