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国連難民高等弁務官 シリア和平協議再開し成果を3月2日 23時41分
日本を訪れているUNHCR=国連難民高等弁務官事務所のトップ、フィリッポ・グランディ高等弁務官は、シリアの難民問題について、このままでは状況はさらに悪化するとしてシリア国内の各勢力に対して中断している和平協議を再開させ、具体的な成果に結びつけるよう呼びかけました。
これはUNHCRのグランディ高等弁務官が2日、都内で、NHKのインタビューに対して応えたものです。
この中で、グランディ高等弁務官は、これまで、シリア難民を受け入れ続けてきたトルコなど周辺諸国の負担は限界に達していると指摘したうえで、「難民への責任は、すべての国で共有することが重要だ」と述べ、国際社会が協力して対応に当たるべきだと強調しました。そのうえで、中断しているシリアのアサド政権と反政府勢力との和平協議について「協議が成功しなければ、難民問題はさらに悪化するおそれがある。協議の当事者たちは、結果を出すため決断すべきだ」と述べ、和平協議を再開し、具体的な成果に結びつけるよう呼びかけました。
一方、グランディ高等弁務官は、欧米各国に比べて日本政府が申請に対して難民を認定する割合が低いと指摘されていることについて、難民を奨学生や職業訓練生などの形で日本に呼び寄せるなど、新たな方法で難民の受け入れを検討するよう求めました。
この中で、グランディ高等弁務官は、これまで、シリア難民を受け入れ続けてきたトルコなど周辺諸国の負担は限界に達していると指摘したうえで、「難民への責任は、すべての国で共有することが重要だ」と述べ、国際社会が協力して対応に当たるべきだと強調しました。そのうえで、中断しているシリアのアサド政権と反政府勢力との和平協議について「協議が成功しなければ、難民問題はさらに悪化するおそれがある。協議の当事者たちは、結果を出すため決断すべきだ」と述べ、和平協議を再開し、具体的な成果に結びつけるよう呼びかけました。
一方、グランディ高等弁務官は、欧米各国に比べて日本政府が申請に対して難民を認定する割合が低いと指摘されていることについて、難民を奨学生や職業訓練生などの形で日本に呼び寄せるなど、新たな方法で難民の受け入れを検討するよう求めました。