ニュース詳細
中国で拘束の香港書店関係者「英の居住権放棄」3月1日 20時42分
中国共産党に批判的な本を取り扱う香港の書店の関係者で、中国本土で事情を聞かれている男性が地元メディアの取材に対し、みずからが持つイギリスの居住権を放棄すると述べたことについて、欧米メディアは外交問題になることを懸念した中国の当局が発言を強要した可能性があると伝えています。
この問題は、中国共産党に批判的な本を取り扱う香港の書店の関係者5人が去年10月から相次いで失踪し、その後、全員が中国本土で拘束されたり、事情を聞かれたりしていることが分かったものです。
このうち、書店の親会社の運営に関わり、イギリスの居住権を持つ李波氏が、中国本土のネットメディアや香港のフェニックステレビなどのインタビューに対し、「私がイギリスの居住権を持つことで、派手な報道がなされ、事情を複雑にしているので、イギリスの居住権を放棄することを決めた」と述べました。
これについて、イギリスの公共放送、BBCなど、欧米のメディアは香港の支援者の話などを基に、李氏がこうした発言をすることは考えづらく、イギリスとの深刻な外交問題に発展することを懸念した中国の当局が発言を強要した可能性があると伝えています。
これについて、中国外務省の洪磊報道官は1日の記者会見で、「李氏と彼の妻の意見、そして事実を尊重すべきだ」と述べて、李氏への接見を求めているイギリス政府などをけん制しました。
このうち、書店の親会社の運営に関わり、イギリスの居住権を持つ李波氏が、中国本土のネットメディアや香港のフェニックステレビなどのインタビューに対し、「私がイギリスの居住権を持つことで、派手な報道がなされ、事情を複雑にしているので、イギリスの居住権を放棄することを決めた」と述べました。
これについて、イギリスの公共放送、BBCなど、欧米のメディアは香港の支援者の話などを基に、李氏がこうした発言をすることは考えづらく、イギリスとの深刻な外交問題に発展することを懸念した中国の当局が発言を強要した可能性があると伝えています。
これについて、中国外務省の洪磊報道官は1日の記者会見で、「李氏と彼の妻の意見、そして事実を尊重すべきだ」と述べて、李氏への接見を求めているイギリス政府などをけん制しました。