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【プロ野球】

マイコ開幕アウト 右肩完治のメド立たず

2016年3月4日 紙面から

 昨季のチーム最多勝が『無期限構想外』だ。巨人の高橋由伸監督(40)は3日、大阪への移動前に札幌で取材に応じ、宮崎キャンプ中に右肩痛を訴えて離脱しているマイルズ・マイコラス投手(27)について「いま投げてないんだから開幕は間に合わない。いつぐらいから、というのは計算できない」と現状では戦力にカウントしていないことを明かした。

 オープン戦4連勝と波に乗る由伸巨人。快進撃の裏では頭痛の種が静かに進行している。昨季はローレン夫人の後押しも受けて13勝3敗。オフに2年約5億円(推定)の大型契約を結び直し、菅野とともに2本柱として期待されていたマイコラスだ。

 先月11日にフリー打撃で登板した翌日に異変を訴え、那覇での2次キャンプに移動する前に早々と戦線離脱。その後は実質的なノースロー調整が続いている。頭が痛いのは、検査でも明確な異状は見つからなかったとみられ、右肩の状態は本人のみぞ知る−ということだ。

 「痛いとか痛くないとか、投げられるとか投げられないとか、本人じゃないと分からない」と指揮官。幸いなことに、先発挑戦中のマシソンが実戦で結果を残し、左腕ポレダも順調。ただ、先発ローテに欠員が出ないという保証はない。マイコラスの『完治宣言』がいつになるか分からないという状況は、143試合を戦い抜く上で悩みの種になりそうだ。 (井上学)

 

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