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【プロ野球】

オコエ、今度は雄星撃ち 開幕1軍へまた前進

2016年3月4日 紙面から

楽天−西武 5回無死一塁、左前打を放つ楽天・オコエ=倉敷マスカットスタジアムで(石川彰保撮影)

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◇オープン戦 西武8−1楽天

 西武は1軍定着を狙う山川が2本塁打を含む3安打と存在感を示した。開幕投手を務める菊池は5イニング4安打1失点と好投した。楽天は先発枠入りを目指す安楽が3イニング7失点の乱調。嶋が途中交代するアクシデントにも見舞われた。

     ◇

 ドラフト1位ルーキーのオコエ(関東第一高)は8番中堅で先発。西武の開幕投手に決まっている、快速左腕の菊池から左前に見事ヒットを放った。一線級投手から打つという課題をあっさりクリアし、開幕1軍に大きく前進した。

 オコエの進化が止まらない。2月20日の阪神との練習試合でエース藤浪の151キロのまっすぐを中前適時打したのに続く、大物食いだ。今度の獲物は、菊池だ。

 5回の第2打席目。初球の146キロのまっすぐを積極的に狙って、三遊間を抜くヒット。2回の第1打席目でも、150キロ台のまっすぐでグイグイ押されたが、積極果敢に打ちにいって、ファウルで粘る。カウント1−2と追い込まれたところで、131キロのチェンジアップにバットがクルリ。対菊池は2打数1安打に終わったが、十分合格点だ。

 オコエは「甘い球が来たら振っていくつもりだった。振った結果、良いコースに飛んでくれた。1打席目の反省を踏まえて、ずっとベンチでタイミングを計ってた。菊池さんから打ったのは、もちろん自信になる」と胸を張ったが「シーズンに入ったら、配球も変わってくるので。アピールより日々勉強です」とおごることはない。梨田監督も「オコエのヒットは完璧。菊池の150キロ近い球を打ったのは、自信になるだろう」とニンマリ。このまま開幕1軍に向けて、突っ走りそうな勢いだ。 (竹下陽二)

 

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