Updated: Tokyo  2016/03/05 02:33  |  New York  2016/03/04 12:33  |  London  2016/03/04 17:33
 

中国が株式市場に介入、5日の全人代開幕を控え-関係者

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    (ブルームバーグ):中国が4日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を翌日に控えて株式相場を支える市場介入を実施した。事情を直接知る関係者2人が明らかにした。本土株の指標、上海総合指数は週間ベースで今年最大の上げで今週の取引を終えた。

政府系の基金が主に銀行株を購入したほか、中国証券監督管理委員会(証監会)の地方支部が上場企業や投資信託、証券会社に全人代と全国政治協商会議(政協)の開催中の市場安定への協力を求めたと、関係者が匿名を条件に述べた。

指数でのウエートが大きいため政府の買い支えの主な対象となるとみられる大手銀行株が、4日の上げを主導。一方で小型株は下落した。中国は主要な国家行事の前に相場を支える傾向があり、昨年9月の戦勝記念軍事パレードを控えた同年8月にも介入した。

上海総合指数は前日比0.5%高で終了。前週末比では3.9%上昇した。大型株の多いCSI300指数は前日比1.2%高。一方、小型株から成る創業板(チャイネクスト)指数は同5%安となった。

証監会にファクスでコメントを求めたが現時点で応答はない。

原題:China Said to Intervene in Stocks Before Annual Policy Meeting(抜粋)

記事に関するブルームバーグ・ニュース・スタッフへの問い合わせ先:北京 Steven Yang kyang74@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jessica Zhou jzhou75@bloomberg.net

更新日時: 2016/03/04 18:39 JST

 
 
 
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