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虐待の疑い 国家公安委員長「情報共有を強化」
3月4日 22時41分

河野国家公安委員長は、参議院予算委員会で、埼玉県狭山市で3歳の女の子がやけどした状態で死亡した事件で、虐待の疑いの通報を受けた警察が児童相談所に通告しなかったことを踏まえ、今後、全国の警察に対し、関係機関との情報共有を強化する必要があるという考えを示しました。
この事件は、埼玉県狭山市で3歳の女の子が顔にやけどをした状態で死亡しているのが見つかり、母親と、同居していた男の2人が暴行などの罪で起訴されたもので、事件前、虐待の疑いで通報を受けた警察が自宅を訪れたものの問題ないと判断し、児童相談所に通告しませんでした。
これについて、河野国家公安委員長は参議院予算委員会で、「今後、警察がこうした通報を受けた場合は、安全が確認される、されないにかかわらず、すべての県で児童相談所と情報共有する方向でやっていきたい」と述べ、今後全国の警察に対し、関係機関との情報共有を強化する必要がある考えを示しました。
また、塩崎厚生労働大臣は「親は『虐待ではない』と言っても、実は虐待が進んでいることはあり、法律的に保護できるようにすることが大事だ。児童相談所の法的対応能力の向上に向け、児童福祉法に弁護士の配置の促進に関する規定を盛り込めないか検討している」と述べ、児童福祉法の改正案をいまの国会に提出する考えを示しました。

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