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リング〜貞子に仇す者〜 作者:カイエン
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プロローグ

 呪いのビデオ・・・。その存在が判明したのは今から約10年前になる。
初めはただの噂であった・・・。
 女子高生の次々な不審死、警察も調査に乗り出したが一向に原因が掴めない。その時、ある噂が広まった。
「今、起きている女子高生不審死って呪いのビデオが原因らしいよ」
「えっ!嘘でしょう?」
「ホント、ホント。だって、私の知り合いそのビデオ見たって言ってもん」
「・・・。ねえ、その人どうなったの?」
「死んだよ・・・。」
「ちょっと・・・、冗談やめてよ!」
「嘘だよー!びっくりした?」
「もうっ!脅かさないでよ!」
「でも、その噂のビデオを見たのは本当らしいよ。こないだその人に借りたんだ」
「えっ?でも、ただの噂なんでしょ?」
「うん。見てみたけどなんか井戸とか映ってるだけだったよ」
「見たの?やばくない?」
「平気だよ。だって今、こうして生きてるわけだし」
「なら、いいけど・・・。」
「興味があるんだったら貸すけど?」
「遠慮しとく・・・。ちょっと気味悪いし・・・。」
「そっか、じゃあそろそろバイトもあるし帰るね」
「うん・・・。またね」
彼女を見たのはこれが最後であった・・・。その翌日、自分の部屋で死んでいるのが発見された・・・。その姿を見た者はあまりの異常な光景に言葉を失った・・・。

 それから数年後、呪いのビデオの噂はまったくと言っていい程聞かなくなった。現在の主流はDVDになっておりビデオという物が薄れていったことが原因かと思われた。だが、現代のおいてまた一つの噂が世の中を駆け巡っていた・・・。

「ねぇ・・・、呪いのDVDって知ってる?」





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