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2015年04月03日

プライスアクションの原点へ 2回目の反発 その1

チャート上で2回反発した箇所を見つけてみてください。恐らく殆どがロウソクのヒゲだと思います。ヒゲの近辺、しかも5分足チャートや15分足チャートなら許容範囲がおよそ5pipsくらいになっているのが殆です。スプレッド込みで考えても確実に10pips以下の損切りになるくらい、正確に反発の箇所を探り当てることが可能です。ここでの問題は、どのヒゲで2回目の反発があるかです。

究極的にはどこで2回目の反発が起こるかは分かりません。相場を分析する事は前提なのですが、例え徹底した分析を持ってしても最終的には「確率の高いものを選ぶ」、これが私達のできる限界です。そして相場分析以前に確率の高い反発候補を探すには、視野の狭い5分足チャートで見える反発ポイントよりも15分足チャートで見える反発ポイントが有利です。15分足チャートだと、細かい所を見ずに済むので、余計なところに水平線を引く事がありません。とはいえ、5分足チャートで詳しく見たケースがより有利な箇所からのエントリーにもなったりします。ちょうど、クロスになった箇所で即エントリーした場合に有利になるケースと似ていて、待てば待つほど不利なエントリーになるケースです。もちろん、そういったケースとは逆になる事もあります。つまり、早く仕掛けてしまった為に不利なエントリーになったケースです。結局、どうなるかはその時の相場次第なのですが、概ね次の事実はほぼ間違いありません。

5分足チャートのロウソク 

1. より細かい相場の動きが見えているので、15分足チャートでは見えない反発箇所も分かる

2. 早い段階での仕掛けがピンポイントになるケースが多い

3. 早い段階での仕掛けが裏目になるケースも多い


上の2と3で相殺されると考えれば、5分足チャートで有利なところは、15分足チャートでは入れないエントリーポイントを拾う事ができるという点です。但し、そのようなポイントからのエントリーも当たるか外れるかは2か3になるケースです。これを50%の確率という数字になっているなら当然5分足チャートのロウソクだけでもトレード可能なのですが、多少の相場分析を加えてその上で重要そうなロウソクのヒゲを絞ったとしても、概ね損切り貧乏になると私は思います。この逆になるのが15分足チャートと考えればよいわけで、以下の様になる事が予測されます。

1. エントリーチャンスが5分足チャートでの分析と比べると少ない

2. 早い段階での仕掛けで成功するケースを逃してしまう

3. 無駄なエントリーが少ない分、損切り貧乏にならない


見る時間軸だけで相場分析が有利になるものがあるとすれば、それはトレードスタイルと相場の動きの関係を考慮した場合のみでしょう。具体的に言うと、スキャルという狭い視野で相場分析をするなら、当然1分足チャートで小さな利益が取れるチャンスを見たほうが有利です。スキャルをやるトレーダーは1時間足チャートをほぼ見ないくらいです。スキャルピングなのに1時間足チャートを見ていても使えません。そして、5分足・15分足チャートはデイトレードに適しています。この場合、目標利益を10~30くらいの値幅を目安に考えます。その様な動きを捉えるには、1分足チャートでは視野があまりにも狭いので5分足以上のチャートが必要になります。反発するだろうと予測している支持線・抵抗線から仕掛けて10~30pipsを取ろうとするなら、その様なトレードで成功させるには間違いなく5分足や15分足チャートを必要とするでしょう。

次回に続きます。
  
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Posted by PipDealer at 17:50Comments(0)

2015年03月31日

プライスアクションの原点へ 前日の高値・安値

前日の高値・安値は一般的には注目するべき箇所なのですが、反発候補として判断するには相場全体を見てから行うのがベターです。これはその他の反発の候補を考えるケースでも同じです。例えば、前日の高値・安値が他の日と比較すると、それほど際立ったポイントでないなら、それらのレベルでは反発よりも抜けていく可能性が高いです。反発候補となる箇所は、相対的に考える必要があります。長いヒゲで大きく反発している箇所なら実際に反発になる事は多いのですが、そうでないなら確率的には微妙になります。相対的にあまり目立たないのなら、確率的には低いと考えるべきでしょう。この場合、何を基準に考えるべきかというと、例えば、同じレベルで既に3回も反発していたなら、そのレベルはもはや際立って重要ではないのです。今度レートがそこに戻れば反発よりも抜けていく可能性が高くなります。

前日の高値・安値、或いはその他の高値・安値はデイトレードの視点から相場を分析すれば確かに注目しておくレベルではあります。特に10pips前後の利益を取ることを考えてのトレードであるなら、その様なレベルからのエントリーは現実的だからです。ところが、スイングトレードの視点で日足チャートを見れば、全ての日足チャートのロウソクの高値や安値は特に注意して見る事はありません。より大きな視点で相場を捉えているので、一つ一つのロウソクの高値・安値を見て何かを判断する事ができないからです。例外があるなら、それはそのロウソクの高値・安値が目立っているケースになります。ですから、前日の高値・安値がかなり大きく目立っているのなら、そのレベルはそうでない別の日の高値・安値よりも遥かに重要になります。そして、あまり重要そうでない箇所の高値・安値は確率的にも低くなっています。

これらの判断は単純な観察によるもので、集団心理が働きやすい所に目を向けるだけでOKです。難しく考える必要はありません。大多数が一致して同じ意見や判断を持つには、誰もが理解できるような部分があるはずです。必要以上に難しく解釈して相場を分析するなら、その様な視点は他の人と共有する事はできないのです。1時間足チャートより上の時間軸では特に集団心理が働きやすいと言われています。その中でも日足チャートは一番重要でしょう。それでも、あまり目立たないような箇所にラインを引いてもしょうがありません。単に前日の高値・安値というだけで反発候補として判断するのではなく、前回の記事でも書いたように、長いヒゲの箇所に注目してラインを引いてそういった箇所を中心に考えます。


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Posted by PipDealer at 16:13Comments(2)