一律500円 新規事業を支援
一律500円の出資のみを募る、「世界で一番シンプル」なクラウドファンディング(CF)の「WikiPlan」(https://wikiplan.co.jp/)がスタートした。CFは、ネットを通じて不特定多数から資金を調達する手法。同名の「WikiPlan」(大阪市西区、但木一真代表)が開設した。
起業家が「今までにない」ビジネスプランを投稿し、「これは成長する」と思った支援者がそのプランに500円出資する。出資者として、プランに対する意見を投稿できるので、起業家が気づいていないプランの可能性を指摘して成長を後押しすることができる。
事業化されていない「種」のようなプランを集めることで、いわば24時間オンラインで開催されているアイデアソンを目指している。但木代表は「世界に通用する大きな可能性を秘めたプランを発掘することが、WikiPlanのたった一つの存在理由」と話している。
支援者への見返りは、起業家がデザインしたプランのステッカーのみだ。但木代表は「グーグルやフェイスブックのように支援先が大きく成長した際、支援者のパソコンなどに張られたステッカーが会社の可能性をいち早く見いだし、成功へと導いた証しになる」とステッカーに込めた思いを強調し、目を輝かせた。【高橋望】