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 安倍晋三首相は4日、沖縄県の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、国が翁長雄志(おながたけし)知事を訴えた代執行訴訟で、福岡高裁那覇支部が示した和解案を受け入れる方針を固めた。移設先の名護市辺野古での移設工事の中止も含めて検討する。沖縄県側はすでに和解案を受け入れる考えを示しており、国と沖縄の和解は成立する公算が大きいとみられる。

■辺野古移設をめぐる動き

13年12月 仲井真弘多沖縄県知事が名護市辺野古の埋め立てを承認

14年12月 翁長雄志沖縄県知事が就任

15年10月 翁長知事が埋め立て承認を取り消し

  同月 政府が代執行手続きを閣議了解、国交相が承認取り消しの効力を止めると決定

  同月 防衛省が辺野古埋め立ての本体工事着手

  11月 国交相が翁長知事を高裁に提訴

16年1月 高裁が和解案を提示

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