



少女漫画界の神様とも言われる漫画家、「萩尾望都」が登場!
『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞。『残酷な神が支配する』で手塚治虫文化賞マンガ優秀賞。2012年には、少女漫画界で初めて紫綬褒章を受章。デビュー48年経った今も、第一線で活躍する。
今回は、初めて「王朝もの」に挑んだ野心作『王妃マルゴ』の現場に密着。漫画ファン垂涎のペン先。そして、若い頃から貫いてきた人物の「葛藤」を描きたいという熱い思いが明らかになる。




若者に絶大な人気を誇る「花沢健吾」が登場!
代表作である『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が映画化され、一躍人気漫画家に。
今春、大泉洋主演で映画化される、大ヒット連載中の作品『アイアムアヒーロー』の現場に密着した。そこで発見したのは、締め切りに苦しみながらも、絶対に妥協を許さず、ギリギリまで細部にこだわる漫画家魂だった。鬼気迫る漫画への情熱に迫る。



高い画力と繊細な描写で、カリスマ的な人気の「五十嵐大介」。
美大を卒業後、漫画の世界に飛び込み、代表作『魔女』と『海獣の子供』で、文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞を、2度も受賞。芸術性高い漫画が、注目を集め続けている。
今回、半獣半人を描く新境地のSFアクション『ディザインズ』の現場に密着。ほぼ一人で高いクオリティーの絵を描き、アートとエンターテインメントの融合を目指して格闘する姿に迫る。



漫画界の鬼才「古屋兎丸」が登場!
94年に『月刊漫画ガロ』で、鮮烈なデビュー。代表作は『Palepoli』『自殺サークル』『ライチ☆光クラブ』。強烈な風刺と人間の暗部が描かれた作品を、独創的な画風で描き、熱狂的な支持を受ける。
今回は連載中の2作品『帝一の國』『女子高生に殺されたい』の現場に密着した。多彩な道具、そして手法を自由自在に駆使。「実験」と「発見」を繰り返すことで、読者を驚かせる画面を生み出そうと苦闘する姿に迫る。




いま最も注目を集める女性漫画家、東村アキコ。
今年、自叙伝的漫画「かくかくしかじか」でマンガ大賞2015を受賞。2014年には「海月姫」が、能年玲奈主演で映画化された。
今回は、初めて挑戦した歴史漫画「雪花の虎」の現場に密着する。漫画界屈指と言われる執筆スピードが、浦沢直樹を驚かせる。また、10人以上のアシスタントを的確な指示で使いながら、人物の表情にとことんこだわる制作スタイルが明らかになる。




少年漫画の第一人者、藤田和日郎。
代表作である「うしおととら」が今年アニメ化され、話題となっている。
今回、伝奇ロマン「黒博物館 ゴースト アンド レディ」の現場に密着する。浦沢直樹が驚愕したのは、下書きをほどんとしないままにペンを入れ、そこに何度も何度もホワイト(修正液)を入れることで、線を彫りだすように描いていく藤田流スタイル。その秘密に迫る。




10代・20代を中心にカリスマ的人気を誇る漫画家、浅野いにお。
2010年には、「ソラニン」が宮﨑あおい主演で映画化され、大きな話題となった。
今回、連載中の女子高生SF漫画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」の現場に密着する。写真をパソコンで処理するデジタル手法と、アナログのペン先を融合させる、革新的な浅野いにおの描き方は、浦沢直樹の目にどう映るのか?




今年79歳を迎える大御所、さいとう・たかをが登場する。
言わずと知れた「ゴルゴ13」の生みの親であり、劇画という分野を確立した日本を代表する漫画家。
今回、47年間連載が続く「ゴルゴ13」の制作現場に密着する。スタッフによる協業制を漫画界に取り入れた先駆者だが、ストーリー作りとゴルゴ13の顔は、さいとうの仕事だと言う。レジェンドの現場から、浦沢直樹は何を感じるのか?





「沈黙の艦隊」「太陽の黙示録」といった大ヒット作を持つ、かわぐちかいじ。その現場へ密着する。
漫画家としてデビューしてから15年近く、ヒットが生まれずに苦しんだかわぐちが、ブレイクするきっかけとなった技法が語られる。また、無骨なイメージとは異なる、緻密で繊細なかわぐち流の仕事術が、明らかにされる。



「天才柳沢教授の生活」「不思議な少年」などを生み、独特な作風が長く支持される女性漫画家、山下和美。
漫画ファンからも謎のヴェールに包まれていた山下の現場へ、3日間に渡り潜入する。山下にとってまったく初めての技法に挑んだ作画作業を撮影。1ページを生み出すために全身全霊で苦闘する、息づまる映像を届ける。


世界中に熱狂的なファンを持つ、日本の「マンガ」。
漫画家が、白い紙にドラマを描き出す手法は、これまで門外不出のものだった。
さらに漫画には、決められた手法はなく、漫画家それぞれがまったく違うやり方を、独自に生み出していると言う。
この番組は、普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。最新の機材を用いて、「マンガ誕生」の瞬間をドキュメントする。
そして、日本を代表する漫画家・浦沢直樹が、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込む。
日本の漫画家のペン先を、世界に届ける。
それが「漫勉」。

漫画家。「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」など、多くのヒット作を生み出す。
手塚治虫文化賞やメディア芸術祭マンガ部門優秀賞など、受賞歴多数。
現在、『モーニング』にて「BILLY BAT」(ストーリー共同制作:長崎尚志)を連載中。
漫画家の目の前で日々繰り広げられている「漫画が生まれる瞬間」の感動を伝えたいと、本番組を構想。
音楽への造詣も深く、番組のテーマソングや挿入曲も制作した。


俳優・タレント。
1984年生まれ、兵庫県出身。
映画「20世紀少年」ではヒロイン・遠藤カンナ役を演じた。