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 「皆様、こちらにご参集ください……」

 僧侶のアナウンスが開会中の山口県光市議会で突然流れるハプニングがあった。議会事務局が調べたところ、法要が営まれていた近くの寺で使っていたワイヤレスマイクの電波を議場の受信機が拾い、スピーカーから流れたらしい。

 事務局によると、ハプニングがあったのは2月26日。議員の一般質問に市幹部が答弁していた時だった。僧侶の音声が10秒ほど流れ、議会は休憩。議長が事務局に調査を指示した。

 同市議会の質疑では通常、混信に強い赤外線マイクが使われているが、電波式のワイヤレスマイクと受信機も備え、「高校生議会」などで活用している。その受信機のスイッチが入っていたのが原因だった。「今後は気を付けたい」と事務局。(三沢敦)