2016/03/03 Thu 18:48更新
志賀原発の断層問題で最終的な見解まとまる
都内で開かれた原子力規制委員会の会合で専門家は「活断層だと解釈するのが合理的」とする表現で最終的に合意しました。これまでの評価会合で専門家は1号機の原子炉建屋真下を通るSー1断層について「活断層の可能性を否定できない」とする評価書案をまとめました。しかしその後、他の専門家から根拠や説明の不足などを指摘されたため、今回、特例として再び評価会合が開かれました。3日の会合では、最終的にはこれまでより1歩踏み込んで「活断層と解釈するのがより合理的」と活断層の存在を認める表現で意見がまとまりました。これに対して北陸電力の西野彰純副社長は落胆の表情をにじませました。評価書案は今後、正式な評価書としてまとめられ、原子力規制委員会に提出されます。