今日、「わたくし、つまりNobody賞」(←第1回の受賞者は川上未映子)の
受賞式に行ってきた。
今年の受賞者の武田砂鉄の『紋切り型社会』という本が好きで、彼の講演を
故池田晶子の旦那さんの開会の言葉は感動的だったし、武田砂鉄の
ひたすら考え続けることや、言葉の大切さを改めて感じたし、
「わたくし、つまりNobody賞」の理念(言葉に対する姿勢と志を認めて、
その表現者と独自性と可能性を応援してゆこうという目的)にも好感を持った。
それなのにさ、最後の最後ですごく腹たつことがあったんだよね。
懇親会が終わって、最後、会場にいる30人くらいで記念撮影を撮ることになった時。
って言ったの。
は?って思った。なんで女性を前に座らせようとするの?
「足腰が弱い人は前に座ってください」とか「ご高齢の方は前に座ってください」
とかだったらわかる。でも「女性だから」という理由で前に座ってくださいという
いや、わかってるよ。女性が前に座っていた方が、「華」があって、
よく、テレビのバラエティ番組とかで見る、前列に若くて美人の女性が座って
でもさ、女は誰かのための「華」として存在しているわけじゃないんだよ〜!
「わたくし、つまりNobody賞」は、自分の頭でものを考えることを良しとする
賞なんだからさ、主催者側がここで、それこそ「紋切り型」に「女性は前に座って
ください!」なんて言っちゃダメでしょう。