三陸サバ使った「サヴァ缶」にレモンバジル味 デザインは緑と黄色のツートン
三陸沖で捕れたサバを使った缶詰商品「サヴァ缶」に3月1日、新たにレモンバジル味が加わった。
サヴァ缶は、いまだ風評被害に苦しむ被災3県の食産業を支援する「東の食の会」(東京都)がプロデュースした復興缶詰。
釜石市の岩手缶詰が宮古工場で製造し、県産品を販売する「岩手県産」(矢巾町)が流通を担う。被災地から元気を届けようと商品名にフランス語の「サヴァ(お元気ですか)」を掲げ、2014年に発売。先頃、販売個数で累計100万個を達成した。
今回発売した新味は、オリーブオイル味をベースに、ハーブのバジルにレモンを使ったレモンバジルソースで、豊かな香りを追求したという。商品開発は岩手県産が中心になり約1年半をかけた。同社の開発課・長澤由美子さんは「サバの魚の匂いとレモンバジルの香りをバランスさせるのに苦労した。そのまま食べてもよいし、トーストに乗せてよい。パスタの具にもおすすめ」と太鼓判を押す。
岩手缶詰は3月に釜石に新工場が完成させ、「サヴァ缶」は同工場で製造するという。
価格は170グラム入り=410円。