大岩ゆり
2016年3月3日20時40分
福島県平田村で5歳以上の希望者を対象に内部被曝(ひばく)検査をしている震災復興支援放射能対策研究所が3日、2014年2月から15年11月までに検査を受けた県内外の延べ5600人のうち99・9%で内部被曝は検出されなかったとする結果を発表した。
同研究所はひらた中央病院に併設され、東京電力福島第一原発事故の半年後から内部被曝検査をしている。
5600人のうちセシウムによる内部被曝が検出されたのは3人。全員、体重1キロあたり10ベクレル未満で、野生のキノコや山菜を食べたことが原因とみられるという。検査にかかわった坪倉正治医師は「被曝線量に換算すると0・01ミリシーベルト以下で健康への影響はない」とした。
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