ニュース詳細
「タリバン指導部が国内に」パキスタン高官認める3月4日 6時05分
パキスタン政府の高官は、隣国アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの指導部がパキスタンにいることを初めて認めたうえで、タリバンに対して和平に応じるよう働きかけを続けていると強調しました。
パキスタンはアフガニスタンでの影響力を保つため、かつてタリバンを支援し、今も一定の人脈があるとみられていて、アフガニスタン政府が目指すタリバンとの和平に向けて仲介役を果たすことが期待されています。
こうしたなか、パキスタンのアジズ外務担当首相顧問が4日までにアメリカで講演し、「タリバンの指導部はパキスタンにいて病院も利用している」と述べ、政府高官としてタリバン指導部が国内にいることを初めて公に認めました。
そのうえで、アジズ氏は「去年には、和平の席につかせるためタリバンの移動の自由を制限した」と述べ、パキスタンとしてもタリバンに圧力をかけていると強調しました。その一方で、アジズ氏は「パキスタンはアフガニスタン政府に代わって交渉はできない」と述べ、和平が実現するかどうかはアフガニスタン側の責任だという考えを示しました。
アフガニスタンでは、パキスタンがタリバンの後ろ盾になっているという不信感が根強く、アジズ氏としてはパキスタンも努力を続けていると強調し、和平に消極的だという見方を打ち消すねらいがあるとみられます。
こうしたなか、パキスタンのアジズ外務担当首相顧問が4日までにアメリカで講演し、「タリバンの指導部はパキスタンにいて病院も利用している」と述べ、政府高官としてタリバン指導部が国内にいることを初めて公に認めました。
そのうえで、アジズ氏は「去年には、和平の席につかせるためタリバンの移動の自由を制限した」と述べ、パキスタンとしてもタリバンに圧力をかけていると強調しました。その一方で、アジズ氏は「パキスタンはアフガニスタン政府に代わって交渉はできない」と述べ、和平が実現するかどうかはアフガニスタン側の責任だという考えを示しました。
アフガニスタンでは、パキスタンがタリバンの後ろ盾になっているという不信感が根強く、アジズ氏としてはパキスタンも努力を続けていると強調し、和平に消極的だという見方を打ち消すねらいがあるとみられます。