Updated: Tokyo  2016/03/04 06:15  |  New York  2016/03/03 16:15  |  London  2016/03/03 21:15
 

中国に金融政策に伴う不動産バブルのリスク-人民銀の白委員が指摘

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    (ブルームバーグ):中国の金融政策は不動産投資を促し、北京や上海、深圳などの都市で不動産価格を押し上げ、バブル形成のリスクを高めている。中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の白重恩委員が2日、こう指摘した。

白委員によれば、その一方で規模が小さめの都市では不動産市場が過剰在庫に見舞われている。このため、統一された政策対応を講じることが難しく、財政措置との慎重な協調が求められる。杭州で開催された人民銀と米ニューヨーク連銀の合同シンポジウムの会場でインタビューに応じた。

白委員が「バブルが今あるかどうか言うことはできないが、こうした問題を心配している」と述べ、中小都市では供給過剰を減らし大都市ではバブルを抑制するとの当局の目標は「矛盾を抱えている」と説明した。

原題:China Policy Moves Risk Property Price Bubble, PBOC Adviser Says(抜粋)

記事に関するブルームバーグ・ニュース・スタッフへの問い合わせ先:北京 Xiaoqing Pi xpi1@bloomberg.net;北京 Heng Xie hxie34@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Nicholas Wadhams nwadhams@bloomberg.net

更新日時: 2016/03/03 20:50 JST

 
 
 
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