日本車排ガス、基準の最大10倍
3社のディーゼル車4車種
2016/3/4 00:43
フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を受け、国土交通省が一般道や高速道で実施したディーゼル車(乗用車と貨物車)の走行調査で、国内3社の4車種が、排ガス基準を2~10倍程度上回る窒素酸化物(NOX)を排出したことが3日、分かった。室内で車体を台上に固定して実施する現行の認証試験では基準を満たしていたが、実際に路上で走行したところ、NOX排出量が増加した。
走行時の排出基準がないため違反ではないが、国交省は、新型車の認証試験を実際の走り方に近づけるため、導入方針を固めている実走試験の基準づくりを本格化。排ガス規制の強化も図る。