公開日:平成24年5月21日
最終更新日:平成26年5月8日
5月11日、福島県大熊町の町長と議長の一行が、板橋区を訪れ、大熊町を故郷にもつゲンジボタルが飼育されている板橋区ホタル生態環境館(板橋区高島平四丁目21番1号)を見学されました。
板橋区ホタル生態環境館は、豊かな環境を取り戻す象徴としてホタルの飼育を行っています。同館で飼育されているホタルは、平成元年(1989)、福島県大熊町からゲンジボタルの卵を約300個、栃木県栗山村(現・日光市)からヘイケボタルの卵約700個を譲り受けたものを羽化させ、代を重ねたもので、現在、23世代目を迎えています。
この日(11日)、同館を訪れたのは、福島県大熊町の渡辺利綱(わたなべ・としつな)町長、千葉幸生(ちば・ゆきお)議長ら4人。同館で、大熊町を故郷にもつゲンジボタルが元気に光を放っていることを知った町長らが、東京での会議の予定に合わせて、同館を訪問することとなりました。
午前10時、同館に到着した渡辺町長と千葉議長一行を、坂本健(さかもと・たけし)板橋区長が出迎えました。そして、同館の阿部宣男(あべ・のりお)館長の案内で、町長一行は、ホタルの棲める自然の川辺の環境を再現した「ホタルのせせらぎ」を見学しました。
ふるさとのホタルを見学した渡辺町長は「大熊町のホタルが元気に世代を重ね、光を放っていることは、町民にとって故郷を懐かしむ非常にうれしい話題であり、帰還を願う希望の光でもあります」と、坂本区長は「板橋で育った故郷のホタルを通じて、少しでも大熊町の皆さまの心の支えになれば、うれしいです」と話していました。
渡辺町長一行は、1時間ほど見学や懇談をして、同施設を後にしました。
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