2011年に名古屋市のアパートで女性に乱暴しようとしたとして、強姦未遂などの罪に問われた元愛知県警巡査部長望月康太被告(30)に名古屋地裁(丹羽敏彦裁判長)は3日、懲役5年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。
丹羽裁判長は判決理由で「社会の安全を守る職責がある警察官でありながら、わいせつな行為を繰り返した。証拠隠滅の際、職務の知識を悪用したことがうかがわれ、強い非難を免れない」と指摘。「示談は成立しているが、被害者に与えた恐怖は大きい」と述べた。 判決によると、現職警察官だった11年9月、名古屋市のアパートに侵入し、寝ていた30代女性に乱暴しようとしたほか、同年6月に同市の路上で女子高校生を駐車場に連れ込み、体を無理やり触った。