今日の京菓子。
ひな祭り、子どもの成長を祝うお菓子「引千切(ひちぎり)」。
別名「ひっちぎり」「あこや」とも称されるひな祭りのお菓子です。その起源は平安時代、宮中の儀式に用いられた「戴餅(いただきもち)」にあるのだとか。「ひちぎり」「ひっちぎり」はおそらく以下写真、「柄杓の柄」のようになっている部分をちぎることから。「あこや」は「阿古屋貝(あこやがい)」からきているそうです。
写真は京都、西陣にある御菓子司「塩芳軒(しおよしけん)」さんのひな菓子「ひちぎり」。
見た目にも春らしい色合い♪
きんとんがのったひちぎりは、と~っても上品な甘さ。早春を思わせる“ほの甘さ”というんでしょうか(^-^) まるで柄杓のような形をした台の部分は、ほのかにもちっと食感が楽しい。
餡がのったひちぎりは、紅白のきんとんよりも甘め。大粒小豆はホクホク♪ よもぎの爽やかな味わいも楽しめました。
和菓子で一足早く、春を満喫♡
●お店情報
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●以下は過去記事、「塩芳軒」さんの「花びら餅」です。