塗装編・その2
(塗料・溶剤の紹介)


塗料各種

対象となる生地によって、塗料を選択しますが、
どの場合でも、「塗装前の洗浄」が一番重要ですね。

グンゼMrカラー(グンゼ産業)

一番多用しているアクリル系塗料です。
プラ部分はもちろん、木部にも使用できます。
調合した塗料は、蓋に名称・用途と、色見本を付けてあります。
瓶の他、缶スプレーもあります。

GMカラー(グリーンマックス)

Mrカラーと混用している塗料です。
用途・対象もMrカラーと同じです。
KATO製品などとは微妙に色が違うので、Mrカラーを混ぜながら色を調整して使用しています。
瓶の他、缶スプレーもあります。

KATOカラー(KATO)
(たぶん危険等級2・表示はありません)

KATO製品に使用している塗料の分売です。
説明には、「Mrカラーのうすめ液で希薄できる。」とあるのですが、ラッカー系溶剤で溶かないと劣化します。(用具の洗浄には使えます。)
銀色の定着度は最高で、色落ちはほぼ皆無です。

ポリカーボネート用カラー(田宮模型)

ポリ樹脂系の塗装に使う水性アクリル塗料です。
鉄道模型では、手すりや台車などの塗装に使うと多少定着度は良いようですが・・。
プライマーとの併用でポリパーツへの塗装が可能になります。(→ プライマーの項を参照。)

Vカラー(イリサワ)
(危険等級2)

ソフトビニール専用の塗料。軟質ビニールへの定着度は抜群で、曲げにもはがれません。
性質上、かなり速乾性が高いので、溶剤を足しながら作業を進めます。
瓶の他、缶スプレーもあります。

パクトラタミヤ(田宮模型)

エナメル系の塗料です。他の塗料を侵すことが少ないので、最後の仕上げに使用します。
黒と茶の2本のみを使っています。専ら完成後のウェザリング専用です。


白・汎用タイプ塗料

Mrカラーの「No,62艶消し白」に銀色を小量混ぜたものです。
混合比率は、白が瓶1本に対して、銀10〜20滴ぐらい。
これは、メタリック系色の隠蔽力が高いことを利用したものです。

実際には、鉄道模型の碍子や方向幕などで使用しています。(作例のほとんどがそうです。)
純粋な白の隣に塗ればやや暗いのは判別できますが、スポットとして使う場合にはまず見分けられません。
明るい色の下地塗装にも便利です。ほとんど、2度塗りの必要はありません。

同様に黄色+金で作った「アニメ調・金」もあります。
ヴィルガスト・フィギュアの、金縁部分に使っているのがそれです。


プライマー各種

塗料の定着度を上げるために欠かせないのがプライマーです。
塗装する生地素材によって、プライマーを使い分けます。

やはり、塗装面の洗浄をきちんとしなければ、期待する効果は出ません。

素材とプライマーーと塗料の関係表 (◎○△の順に強度を示す)
(ご注意:この表は、当館で実際に使用したときの見解ですので、参考程度にご覧くださいにゃ。)
素材・下地 プライマー 塗料
プラスチック
(スチロール系)
なし ◎Mr(GM)カラー,KATOカラー
・シールプライマー Xどの塗料でもはがれます。
・スーパーマルチ △スチロール系を少し溶かします。
プラスチック
(ポリパーツ系)
なし △ポリカーボカラー
・スーパーマルチ ○Mr(GM)カラー,ポリカーボカラー
ソフトビニール なし ◎Vカラー
ウレタン樹脂
(プラキャスト他)
・スーパーサフ
・スーパーマルチ
○Mr(GM)カラー
金属面
(真鍮など)
・エッチングプライマー ○Mr(GM)カラー,KATOカラー
・シールプライマー ◎Mr(GM)カラー,KATOカラー
・スーパーマルチ ○Mr(GM)カラー,KATOカラー

各素材にMrカラーを塗った場合のプライマーの強度テスト(参考)
塗装・乾燥後にたわしを使ってゴシゴシと磨いてみました。
 

プライマー無し ← → シールプライマ

エッチングプライマ ← → スーパーマルチ
プラ
プライマー無しでもしっかり定着しています。
シールプライマでは逆に剥がれ易くなります。

エッチングプライマでは、剥がれ易くなります。
スーパーマルチは定着しますが、表面が荒れます。
金属
プライマー無しでは、凸部や端部は剥がれました。
シールプライマはまったく剥がれはありません。

エッチングプライマ,スーパーマルチとも強力です。
凸部が少々剥がれる程度でした。

メタルプライマー(グンゼ産業)

実は、買ってきただけで全く使っていません。
金属下地用のプライマーなのですが、定着度はかなり低いです。

エッチングプライマー(マッハ)

その名のとおり、金属表面を溶かして細かい凹凸をつけることで塗料の食いつきをアップさせるプライマー。定着度はかなり高いものです。
エッチングプライマーを筆塗りで塗布後、さらにに加熱すると、より定着度がアップします。
他のプライマーとの併用も可能です。(これは強力。)

シールプライマー(マッハ)

こちらも名のとおり、金属面上に樹脂の被膜を作るプライマー。
金属に対する定着度はほぼ完璧ですが、プラに対しては逆にはがれ易くなりますので、複合素材で出来た作品などに使うときは要注意です。
また吹き付けで塗布するときなど、溶剤で溶かすと急激に劣化していくので素早く作業をしなくてはいけません。

スーパーマルチミッチャク剤(ユニオンペイント)
(危険等級2)

金属と樹脂素材、さらにガラス・タイルまでをカバーする強力プライマーです。
金属に対する定着度はマッハの「シールプライマー」に準ずるほど高く、さらにポリ部品に対しても、同様の効果があります。もちろんフィギュアなどのキャストに対しても十分な威力を発揮します。
ただしプラ(スチロール系)に対しては溶かしてしまうので、若干ですが表面が荒れてしまいます。
また、十分な乾燥時間を取らないと威力は半減します。

スーパーサーフェイサー(田宮模型)

各種あるサーフェイサーの中で、これが一番使いやすいですね。
強さも中の上、使いやすさも中の上。
ライトグレーの色が付いている(白色もあります。)ので、フィギュアの接着面や、Nゲージの窓埋めなどの継ぎ目チェックには重宝します。
金属や樹脂面に塗る場合は、他のプライマーを併用します。


その他溶剤

塗料と併用して、各種の溶剤を使っています。
たしかに、これらの溶剤はあると便利なのですが、
有機溶剤は吸引中毒などの危険があるので、取扱に注意が必要です。

(ご注意:これらの有機溶剤を購入し、取り扱うには、上のような登録証が必要です。)

   

(左から ラッカーシンナー:N-ヘキサン:フネールR:ビニクラ-CH)

ラッカーシンナー
(危険等級2)
「KATOカラー」の希薄のほか、スチロール系プラの接着にも使います。
かなり強い溶剤なので、他の塗料の洗浄にも使用できます。
N-ヘキサン
(危険等級2)
「ソルベント」という名でも呼ばれる溶剤で、シールなどののりや接着剤汚れをはがすのに使います。
蒸発する力(揮発力)がとても強いので注意が必要です。
フネールR
(危険等級2)
ビニール専用の接着剤です。
ソフビなどの塗装の前にこの溶剤を表面に軽く塗っておくと、塗料の食いつきがさらに良くなります。
ビニクラ-CH
(危険等級2)
ソフビ専用塗料「Vカラー」の薄め液と同じ成分の溶剤です。
「Mrカラー」などのアクリル系塗料をこの溶剤で溶くと、あら不思議・・・?。ソフビへの塗装が可能になります。



 


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