広島校・ブログ

別のことを差し挟む~インターリーブ

鳥の種類

こんにちは!今までにない1対1の個別管理の武田塾広島校です。

前回までのブログで書いているように、
差し挟む行為を、認知心理学の世界ではインターリーブと呼びます。
その意味は単純に、学習中に関連性はあるが違う何かを混ぜるという
意味です。
音楽教師のあいだでは昔からこのテクニックが好まれていて、
1コマの授業のなかで、スケール練習、音楽理論の勉強、
曲の練習を代わる代わる行います。
スポーツのコーチやトレーナーも同じく、持久力を鍛えるエクササイズ
筋力アップのエクササイズを交互に行い、筋肉に一定の
回復期間を必ず与えます。

そうした理念は、伝統として受け継がれてきたもの、
個人の経験からくるものがほとんどです。
コーネルとビョークが実施した絵の実験により、
インターリーブは学習の基本原則の1つに加わりました。
このテクニックは、ほぼどんな学習素材でも、
脳により深く
刻み込むことを可能にしてくれます。
さまざまな分野にインターリーブの研究を広めるきっかけになり、
専門家に限らず、ピアノ演奏、バードウォッチング、
野球のバッティング、幾何学の研究(勉強)にかかわる人々に
影響を与えました。

コーネルとビョークは、ブロック学習ランダム学習の両方を
経験した被験者の意見を尋ねました。
テスト終了後に質問表を配り、
同じ作者の絵を続けて見るブロック学習と、
ほかの作者の絵が混じったランダム学習の
どちらがよかったかと尋ねました。
すると、80%近くの学生が「ブロック学習のほうがよかった」
と答えました。
ほかの作者の絵が混ざることが覚える助けになるとは
感じていませんでした。
テストを終え、ほかの絵が混ざることが大きな強みを生むと
明らかになった後でも感じていないのです。

「それがこのテクニックのもっとも驚くべき部分かもしれない」と、
ケント州立大学の心理学者ジョン・ダンロスキーは言います。
彼は、インターリーブが鳥の種類を区別する能力を高めると
実証した研究者です。
「人は、ほかの種類を混ぜたほうが区別がつきやすくなると
目の前で示されても、それが事実だと信じようとしない」


インターリーブについて、明らかになったことをまとめます。
複数の項目、スキル、理念を混ぜた練習(勉強)を
ある程度の期間行うと、
個々の項目、スキル、理念の違いがわかるようになるだけでなく、
個々の特徴をより鮮明につかめるようになります。
そして、この効果の活用でもっとも大変なのは、
1つのことを繰り返し練習(勉強)するほうがいいという
思い込みを捨て去ることです。

その思い込みを捨てないとどうなるか。
それは数学の点数に如実に表れます。

 

 

 

 

 

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