関田航
2016年3月3日21時33分
ひな祭りの3日、東京都台東区の人形専門店「久月」で消防訓練があった。客の避難誘導だけではなく、貴重な人形の被災を想定した場面もみられた。
訓練は、店舗1階から出火、店内に逃げ遅れた客が多数いる想定で、消防車両6台が出動し、約100人が参加した。同店には、江戸時代に作られた「享保雛(きょうほうびな)」など文化価値の高い人形も多くある。そのため、いざという時に備え、別の人形を使って社員が運び出しを体験した。
浅草消防署の一日署長を務めた同社の横山久吉郎社長は「火事は命も財産も持っていってしまう。訓練も大切だが、普段から火を出さないように心がけたい」と話した。(関田航)
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