【釣り】

　今回は旧暦２月の新月回り。９日の新月は地球から比較的近いうえ、太陽、地球と一直線に並んで日本では部分日食をもたらす（東南アジア方面では皆既日食）。それだけに迫力満点の潮で、注目の１５日間となる。なかでも食指が動くのは、期待度４位ながら名古屋港などの温排水スポットで乗っ込みが佳境を迎えるクロダイ。本紙解析３２パターンのうち、黄金パターンとされる「新月前＋近地点前」が回ってくるからだ。６〜９日の４日間がそれに当たる。　（海老原秀夫）（3月3日 紙面から）

　三寒四温を繰り返しつつ、確実に春が近づいてきた里川の兆候として、フナの産卵行動である乗っ込みシーズン開幕から目が離せない。先手必勝とばかりに２月２１日、釣り仲間と連れ立って茨城県霞ケ浦西浦の土浦地先を訪れたところ、幸先よく今季の第１群に遭遇。３０センチをわずかに切る“泣き尺”の大型２匹を拝むことができた。乗っ込みブナ釣り最前線をお届け！　（写真と文　葛島一美）（3月3日 紙面から）