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【プロ野球】

大谷すげえ〜162キロ!! OP戦で「まだまだいけるかな」

2016年3月3日 紙面から

日本ハム−巨人 先発し5イニングを2安打無失点の好投、4回には最速162キロをマークした日本ハム・大谷=札幌ドームで(七森祐也撮影)

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◇OP戦 巨人6−3日本ハム

 まだ3月2日、ドームの外は氷点下、しかも調整段階ながら、大谷が超速球でスタンドの視線をくぎ付けにした。今年初の札幌のマウンドで自己最速タイの162キロを計測。実戦3度目の登板は5イニングを2安打無失点に加え、毎回の8奪三振の快投だ。「ホームなので自然と力が入りました。ある程度(球速を)出したい時に出せたことはよかった」と納得の結果に胸を張った。

 4回2死。メジャー122本塁打のギャレットを迎え、スーパー排気量のエンジンの出力を上げた。初球。160キロで空振りを奪う。球場内にどよめきが響く中、2球目。思い切りマウンドを蹴り上げ、腕を振った直球で再び空振りを奪った。スピード表示は「162キロ」。14年10月5日楽天戦以来のプロ野球最速をマークした。

 まだ100%に仕上げていない状態。それでも162キロを投じられたのは進化したボディーにある。このオフ、食事と筋力トレで体重は一時的に102キロに到達。自主トレを一緒に行ったダルビッシュ(レンジャーズ)からは調整のアドバイスを受け、体づくりに役立てた。

 その後、無駄な脂肪をそぎ落とし、現在は昨季終了時点より4キロ増となる97キロ。たくましさが増した二刀流は「(球速は)まだまだいけるかなと思う」と“自己最速超え”の自信も口にした。

 「野球少年のようにうれしそうに見えた」と栗山監督。対外試合初登板の韓国・ロッテ戦(2月10日)から計10イニングを投げ、無失点を継続中。この超速球があれば鬼に金棒。2年連続2度目の開幕のマウンドへ死角は見当たらない。 (水足丈夫)

 

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