記事詳細
朴韓国大統領「日本政府も歴史の過ち忘れず、合意を実践し慰安婦問題で努力を」 3・1節演説、関係改善へ配慮?以前に比べ抑えた内容
一方、朴大統領は北朝鮮の核や弾道ミサイルの開発を強く非難。「北との対話の扉は閉じないが、強力な安保態勢と国際共助を通し、北朝鮮が核を放棄するしかないような状況をつくる」と強調。現状では、北朝鮮に妥協しない姿勢をあらためて示した。
約20分間にわたる演説で、朴大統領が対日関係に触れたのは約2分。過去の演説に比べ日本に対しては抑えた内容で、日韓関係改善への意志がうかがえた。韓国国内では、野党や市民団体などに日韓合意への反発がくすぶっているが、朴大統領は日韓合意の履行で歴史問題に一定の区切りを付ける考えを示した。
朴大統領は、演説の冒頭で北朝鮮問題に言及し、多くの時間を割いた。また、経済や国会で滞っている各種法案の早期可決などを重点的に訴えた。日本との歴史問題よりも、国内の重大な問題が山積している韓国の現状を浮き彫りにした。
関連ニュース
- 【北朝鮮情勢】「破倫の悪女」「ぼけた老女」-北朝鮮が朴槿恵大統領を〝総攻撃〟
- 【iRONNA発】「朝日の若宮氏を知っていますか」…韓国の本紙前ソウル支局長裁判、“後ろから投げられた石”
- 【政界徒然草】韓国とは「基本的価値」は共有できない! 安倍首相の三行半に韓国・朴政権は焦っているようだが…
- 【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】韓国でまたも核武装論が再燃 「核には核で…」 父・朴正煕大統領も極秘裏に核開発を進めたが…
- 【2015人気プレミアム 8月】韓国でくすぶる安倍談話への不満 朴槿恵大統領の妹はなぜタブーに挑んだのか?
- 【朴槿恵政権との500日】加藤達也・前ソウル支局長の手記~ソウル地裁法廷に充満した異様な空気…検事の手は震えていた